なるほど告知欄じゃねーの

メモスレ

186名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/05(木) 23:13:47
概要

シロイヌナズナには、これまで報告されていなかった巨視的な器官、
カンティルが存在する。
カンティルは、茎から離れたところで花托を支える「カンチレバー」の役割を果たすことから名付けられた。
カンティルの発達は、栄養花序から生殖花序に移行した後の最初の節で最も強く、
カンティルの大きさと頻度は後学的に減少する。
野生型のシロイヌナズナ(Col-0、Ws、Di-Gなど)では、短日期に開花が遅れることでカントールが形成されるが、
花成制御因子であるFLOWERING LOCUS Tのヌル変異によって開花が遅れると、
長日期にカントールの形成が見られるようになる。
ERECTAは、遺伝的にヘテロ三量体Gタンパク質の上流で機能する。
カンティルの発現は、ヘテロ三量体複合体のサブユニットであるGPA1、AGB1、AGG3によって抑制されるが、
これらのサブユニットはそれぞれ独立した役割を果たしている。
GPA1はカンティル末端の遠位スパーを抑制し、AGB1とAGG3は異所性の表皮のリップリングを抑制する。
これらのGタンパク質変異体の形質は、長日開花のgpa1-3 ft-10植物で再現され、
カンティル、スパー、異所性のリップリングは、光周期そのものの機能ではなく、
位相の移行の遅れの機能として起こることが示された。

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