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雑談するお(^ω^)
- 1:内藤( ^ω^)2022/10/08(土) 18:45:13
- === ====
ll l ll
^ - ^ ̄ ̄ll ̄ ̄ ̄ l^ ^ - ^
( ・ω・`)/l lll ̄ ̄ ̄l ̄l lω・` )
/(^(^ //l_l l ̄l l ⊂ )
// // l_l l ̄l し 新スレです
^ - ^ // l_l l ̄l 楽しく使ってね
(・ω・ `) // l_l l ̄l 仲良く使ってね
//(^(^ // l_l l ̄l
l / l / l_l_  ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄
- 357:名無しさん@1ちゃんぬる2023/01/08(日) 06:14:43
- つっこんでやれよwwww
>>350
そらーあんた、
キングジョージやのーてキングジョーやがなー
- 358:名無しさん@1ちゃんぬる2023/01/08(日) 06:16:22
- >>355
えぇやん
プラモかー
実は好きなんだけど、部屋占有しすぎてオカンにどやされたんで
封印してるんや
なんかエエ方法ないんかな
- 359:内藤2023/01/08(日) 09:48:52
- プラモを置く為のケースとか売ってるやでhttps://item.rakuten.co.jp/storage-bed/cc500043601/
- 360:内藤2023/01/08(日) 09:50:04
- これとか
https://www.google.co.jp/aclk?
sa=l&ai=DChcSEwjtmayD4L
b8AhUXrpYKHVYqC6AYABABGg
J0bA&ae=2&sig=AOD64_3jaqx
NAS8Aa4spPWHdht0_uUhrVA&a
durl&ctype=5&ved=2ahUKEwii2
KKD4Lb8AhUWEKYKHclWCqsQ
wg96BAgBEA4
- 361:内藤2023/01/08(日) 09:51:23
- ただこれは高いから貧乏
のワイには手が出ないなぁ
(・┏0┓・) y-。oO
- 362:内藤2023/01/08(日) 10:04:44
- 北海道の自衛隊の成人式
戦車を相手に綱引き
- 363:内藤2023/01/08(日) 10:06:15
- N○Kで『ナマコ博士』なる人物を見た事がある。(どっかの教授)
ナマコを非常に愛していているようで、「ほら、こんなにカワイイんですよ」となでなで。
が、教授は突如「ナマコはこすると硬くなるんです!ほぉら…こんなに、こんなに!」と
何か悪い物でも取り付いたかのようにゴシゴシこすり始めた。
これだけでも茶を吹いたのだが、教授は更に硬くなったナマコで釘を打っていた。
- 364:内藤2023/01/08(日) 21:58:33
- ち◯ぽやん
- 365:内藤2023/01/08(日) 22:14:54
- 中国人の旅行再開、か
そういや小さい頃、海外に旅行に行って
迷子になった時、中国人を日本人と間違えて助けを求めたな
あの時の恐怖感は凄かった
- 366:内藤2023/01/08(日) 22:26:16
- 水星の最終回ってさ
スレッタのハエタタキが強烈過ぎて
みんなグエルの親父が死んだの忘れてそう
- 367:内藤2023/01/09(月) 09:13:11
- あぁぁ〜セ◯クスしたいンゴおお
- 368:内藤2023/01/09(月) 12:29:06
- やきう興味ないけど
WBCみたいに
国際試合レベルだったりすると
見る気になる
- 369:内藤2023/01/09(月) 16:00:22
- クジラ…
大阪の汚水まみれの海に来るなや…
- 370:名無しさん@1ちゃんぬる2023/01/09(月) 17:31:04
- 大阪で生まれたクジラやけぇ
大阪の海よう捨てられへん
- 371:内藤2023/01/09(月) 19:16:55
- J( 'ー`)し ゆうちゃん帝國立自殺推進実際センターからお手紙来てたわよ
- 372:内藤2023/01/09(月) 19:17:18
- ゆう「え……」
J( 'ー`)し「ほら、あんた宛だよ。開けてご覧なさい」
ゆう「あなたの自殺申請を受理しました。受理NO.65561……って書いてある」
J( 'ー`)し「そう……良かったねぇ。これで安心して自殺できるねぇ」
ゆう「うん……嬉しい」
J( 'ー`)し「……」
ゆう「明日のお昼2時か……準備しなくっちゃ!」
- 373:内藤2023/01/09(月) 19:18:04
- J( 'ー`)し「あの、ゆうちゃん……」
ゆう「何?」
J( 'ー`)し「あ、あの……カーチャンね」
ゆう「……そんな顔しないでお母さん」
J( 'ー`)し「ごめんねぇ、ごめんねぇ……こんな辛い人生あんたが歩むなんてカーチャン思わなかったから」
ゆう「いいよ、もうどうでも」
ゆう「だって明日死ぬんだから」
J( 'ー`)し「向こうでとーちゃんに会えるといいねぇ」
ゆう「うん」
- 374:内藤2023/01/09(月) 19:18:33
- ゆう「お母さんのこと恨んでないよ。自分が弱すぎたからこうなっただけだし」
J( 'ー`)し「……」
ゆう「でもいい時代になったよね。国が補助してくれるおかげで苦しまずに死ねるなんてさ」
J( 'ー`)し「……ゆうちゃん」
ゆう「お母さんはいつ自殺できるの?」
J( 'ー`)し「……カーチャンね、申請つっぱねられちゃった」
ゆう「え……」
J( 'ー`)し「動機が弱いんだってさ」
ゆう「夫が死んで、次は子供が死に行くのに?」
J( 'ー`)し「カーチャンは心のどこかで死にたくないって思ってたのかもしれないねぇ」
- 375:内藤2023/01/09(月) 19:18:53
- ゆう「お母さんはどんなふうに死ぬのかな」
J( 'ー`)し「さぁねぇ。このままだと戦争の爆弾で死んじゃうかもねぇ」
ゆう「それはそれでいいんじゃない? 苦しむまもなく消し飛ぶなら一緒だよ」
J( 'ー`)し「でも怖いのは嫌だよ。ゆうちゃんは怖くないの」
ゆう「怖くないよ」
ゆう「ちっとも」
ゆう「寝るのと、一緒。みんな怖くないから、センターを利用してる。それだけ」
J( 'ー`)し「……」
ゆう「だって、生きてるほうが、怖いし」
ゆう「つらいから。逃げるんだよお先に」
J( 'ー`)し「……今度はもっと楽しい人生だといいね」
ゆう「……人に生まれてこなければいい」
- 376:内藤2023/01/09(月) 19:19:13
- ゆう「勉強したって無駄だった」
ゆう「働いてもお金持ちにはなれない。ストレスだけ溜まっていく」
ゆう「年をとっても、あいかわらず人の目は怖いし、むしろますます怖くなっていく」
ゆう「わかるかなぁ? 社会そのものの仕組みがおかしいから、ついていけなくなる人がでてくるんだ」
ゆう「その果てにこんなモノができちゃうんだよ」
ゆう「ずっと前から薄々みんな気づいてた。死にたいやつが自由に死ねる制度が必要だってこと」
ゆう「経済が悪化して、戦争の気運が高まって、かかえてきた不満が爆発して」
ゆう「時の総理が多数決でそれを実現しただけ」
J( 'ー`)し「……」
ゆう「最後に良い社会になって良かった!」
J( 'ー`)し「……」
- 377:内藤2023/01/09(月) 19:19:34
- ゆう「もう、迷惑かけないよお母さん」
J( 'ー`)し「……」
ゆう「お金、好きな事につかってね」
ゆう「ご飯もわざわざ毎日つくらなくてもお弁当で済むし、洗濯物も減るよ」
J( 'ー`)し「……寂しいよ」
ゆう「お母さんの自殺申請が通ることをあっちで祈ってる」
J( 'ー`)し「でもやっぱり、親を置いて先立つなんて……」
ゆう「頭の固いこの国そのものですら、認めたんだよ」
ゆう「お母さんも、割りきらなきゃ。こういうもんなんだって」
ゆう「どうせ、あっけなく死ぬんだよ」
ゆう「こんな施設があってもなくても、人は自ら死を選びたがるんだ」
ゆう「そこに社会があるかぎりね。社会は人の本能ですら蝕んでいくんだよ」
- 378:内藤2023/01/09(月) 19:19:49
- ゆう「今日の晩御飯は?」
J( 'ー`)し「冷奴と、卵焼きと、焼き魚と、かやくご飯だよ」
ゆう「普通だね。いただきます」
J( 'ー`)し「だって、だって」
J( 'ー`)し「今日がゆうちゃんの最後の晩御飯になるなんて知らなかったもの」
ゆう「……いいよ」
ゆう「あんまり張り切って盛大に見送ると、お母さんもっと辛くなるかもしれないから」
ゆう「これはこれで、素朴な我が家に、別れを告げるにはちょうどいいや」
J( 'ー`)し「せめて……最後においしかったくらいは言ってほしいな」
ゆう「そうだね」
ゆう「お母さんのご飯、おいしいよ。ご飯だけは、生きてる喜びだったのかも」
J( 'ー`)し「ゆうちゃ……」
- 379:内藤2023/01/09(月) 19:20:20
- ……
翌日
内藤主治医「それでは、最後に確認事項だけね、うん」
ゆう「……はい」
J( 'ー`)し「……」
内藤主治医「見送り人はお母様だけですか?」
ゆう「はいそうです。知り合いなんていません」
内藤主治医「あっそ、んで自殺カプセルに入ったあと、遺体の所有権は国のものとなるやで、ええね?」
ゆう「はい、何度も確認したはずです。意思は固まってます」
内藤主治医「おう!」
内藤主治医「んじゃ家族のサインよこせ」
- 380:内藤2023/01/09(月) 19:21:33
- 内藤主治医「制度が打ち立てられて以来、精神科医を尋ねる人の数は20倍にも膨れ上がった」
内藤主治医「センターはまだ日本に4つしかなくてね、年間に処理する人数が決めれて」
内藤主治医「申請だけでも2年待ちなのです」
J( 'ー`)し「どーしてこんな時代に……」
内藤主治医「私達がふがいないからです( ・᷄ὢ・᷅ )だから責任をとる必要がでてきたのであーるwwww」
J( 'ー`)し「ゆうちゃん……」
ゆう「これを逃したら、たぶんもう安楽死はできない」
- 381:内藤2023/01/09(月) 19:23:04
- ゆう「だから、首吊りなりで苦しんで苦しんで、死ぬことにするよ」
J( 'ー`)し「!」
ゆう「見たいの?」
J( 'ー`)し「……オェェエエエ」
内藤主治医「チッ 気持ちわルゥいのう
死にたくない一心で戦争してた時代もあったのにな
今の人間は幸せ者だってこといい加減理解しろ( ´Д`)y━・~~」
- 382:内藤2023/01/09(月) 20:26:02
- 主治医「ここ数年で幸福値を具体的数値化する研究が大きく進歩した」
主治医「一般的にたいして谷も山もない人生を100フラットとしたとき」
主治医「愛する女性に捨てられた男性は60〜80」
主治医「事業に失敗した経営者の平均が30〜50」
- 383:内藤2023/01/09(月) 20:27:08
- 主治医「学校で激しくいじめられた子が20〜40」
主治医「30以下が我が国が推進する自殺係数です」
主治医「この子の場合それが10〜22と非常にひくく、もはや手のうちようがありません」
主治医「40を切ると鬱の傾向が強くなります」
ゆう「……わかった?」
J( 'ー`)し「……っ‼︎」
- 384:内藤2023/01/09(月) 20:31:47
- 内藤主治医「あと三十分だぞい!」
内藤主治医「そろそろカプセルのほうに移動したいのですが ハヤクシロヨ」
J( 'ー`)し「……」サラサラ
内藤主治医「おk 記入漏れなーし」
J( 'ー`)し「……先生、この子はほんとは強い子なんです……だから」
内藤主治医「知るか弱者」
内藤主治医「時代が時代なら大成していたのかもしれ無いけどな」
内藤主治医「残念!また、悲しくもある。寒い時代」
ゆう「やめてくださいよ先生」
ゆう「甘えんぼが世の中から楽して逃げ出すだけなのに…」
内藤主治医「それwwww」
J( 'ー`)し「行きましょゆうちゃん」
ゆう「うん……」
内藤主治医「無視すんな」
- 385:内藤2023/01/09(月) 20:34:00
- ……
【カプセルルーム】
J( 'ー`)し「たくさんカプセルがあるわ」
ゆう「意外と騒がしい場所なんだね」
内藤主治医「ここにある600のカプセルの入眠の時間は同時となっています」
内藤主治医「みなさんご家族や友人とのお別れなど準備をしているところです」
内藤主治医「時代は進んだと言うのにこれだけは昔と変わりませんね」
内藤主治医「睡眠導入剤の注射は、かならずかかりつけ医が担当することになります」
ゆう「最後まで先生がめんどうみてくれるんだ」
内藤主治医「先にお母様に安定剤を注射させてもらいます」
内藤主治医「いざというとき暴れる基地外もいらっしゃるのでwwww」
J( 'ー`)し「……仕方ないわね」
ゆう「あと10分か……」
内藤主治医 「ふぁ〜あネム」
- 386:内藤2023/01/09(月) 20:41:31
- ゆう「いいな、あの人、恋人が見送りにきてる」
J( 'ー`)し「恋人がいても不幸なのかい?」
内藤主治医「お金があっても、土地があっても、足し算していくだけでは、必ず良い結果にはならない」
内藤主治医「私たちは頭に機械をあてて、画面を睨み、数値を測ることしかできない」
J( 'ー`)し「ゆうちゃんはお金もちだったら死にたくなかったかい?」
ゆう「たぶん……お母さんには悪いけど」
ゆう「たっぷり遊べるお金があったら、死んでないと思う」
J( 'ー`)し「そうかい。次はお金持ちの家に生まれるといいねぇ……」
ゆう「ううん。生まれ変わり、信じてないから」
内藤主治医「では、睡眠導入剤を注射します」
内藤主治医「カプセルに横になってくださいねー」
ゆう「はい」
J( 'ー`)し「……」
- 387:内藤2023/01/09(月) 20:42:22
- ゆう「先生。腕時計、どうしたいいですか?」
内藤主治医「脇の銀の箱に入れておくんやで。他にカプセルに入れるものはあるかい?」
ゆう「いえ、ありません」
内藤主治医「んじゃおやすみ😘チュッ」
ゆう「覚めない夢ってどんなのかな」
J( 'ー`)し「あぁぁ……アァ、ゆうちゃ……あぁぁあ」
ゆう「大丈夫だよお母さん。寝るのは好きだから平気」
ゆう「お母さんが泣いちゃったら、きっと天国にいけないよ」
内藤主治医「はい、そこまで!睡眠導入剤を注入します
その後一時的に部屋が真空になりますカプセル内は大丈夫ですが外にいる人はミンチになっちゃうので部屋を出て下さい」
J( 'ー`)し「!」
ざわざわ
内藤主治医「睡眠導入剤を注入しまーす」
プスッ
- 388:内藤2023/01/09(月) 20:44:56
- プシュゥッーーー
ゆう(終わる……これで、やっと)
ゆう(さよならお母さん)
ゆう(感謝はしない……最後の最後まで、憎かった)
ゆう(物心ついてから一度も、幸せだったことなんてなかった)
ゆう(それでも、薬のせいかな、いまはもう、なんとも思わない……)
ゆう(辛いとか苦しいとか哀しいとか)
ゆう(あれだけ人生を揺さぶられた感情たちでさえ、しゃぼん玉みたいにはじけて……)
ゆう(すごく、眠たい……)
ゆう(先生……虚しい目をしてる……)
ゆう(お母さん……やっぱり、泣いちゃったんだね……)
ゆう(このまま……意識がとぎれて……死んで燃やされて……)
ゆう(死んで……)
ゆう(死…………)
- 389:内藤2023/01/09(月) 20:46:08
- ゆう『その時だった』
ゆう『カプセルが壊されたかと思うと僕は家にいた』
?『起きたかい?』
ゆう『あ、あなたは?』
Tさん『通りすがりの寺生まれだ』
- 390:内藤2023/01/09(月) 20:46:52
- >>すまんwwww389は嘘
- 391:内藤2023/01/09(月) 20:48:40
- ……
ゆう(真っ暗だ)
ゆう(これが死……?)
ゆう(嘘だよね、真っ暗だ)
ゆう(これが続くの?)
ゆう(……永遠に? 死後の時間って何?)
ゆう(死ぬって違う。こんなんじゃない……)
ゆう(ただ何も感知できなくて、すべての思考と視点を失って、自分が無なりと存在すべてが消え入るんじゃないの?)
ゆう(違うとしても、ならせめて天国は? 地獄は? 何も……なんでないの……?)
ゆう(なにも見えない。何かみたい)
ゆう(あれ、もしかして死にたくなかったのかな……)
ゆう「……?」
ゆう「ぁ……ぁ……?」
- 392:内藤2023/01/09(月) 20:49:49
- ゆう「……ぁ、ぁ…(^p^)あうあうあーwww」
ゆう(ここは……)
ゆう(ガラス……カプセルだ)
ゆう(あれ、あれ?)
ゆう(声がうまくだせない……)
ゆう(お母さんは?)
ゆう「ぉ……ぁ……ん」
ゆう「……」
ゆう(あれ……)
ゆう(死んだと……思ったのに……)
- 393:内藤2023/01/09(月) 20:54:53
- コンコンコン
ゆう「!」
男「よぉ、起きたか?」
ゆう(は……?)
男「右手のあたりにスイッチがあるだろ。それでカプセルのフタあけろ」
男「手うごかないなら叩きわろうか?」
ゆう(右手……右手……ぁ)
ウィーン
男「おはよう。ええと、65561号さん」
ゆう(だれ……何……? え……?)
- 394:内藤2023/01/09(月) 20:55:13
- 男「ほら、起き上がれよ」
ゆう「……?」
男「ほっとしたぜ。俺だけじゃなくてさ」
ゆう「な、な……ぁ」
男「声でねーか? 寝起きみたいな感じだろ」
ゆう「ケホッ、ケホッ……あ、あーあー」
男「……」
ゆう「……?」
男「まずは、何から説明したものか。俺だってよくわかってねぇからな」
ゆう「こ、こ、ここ。は」
男「残念だったな死ねなくて」
男「運がいいのか悪いのか」
ゆう「え……」
- 395:内藤2023/01/09(月) 20:57:02
- 男「ここはカプセルの安置施設みてーなトコだ」
ゆう「安置……? あれ……」
男「こいつ、状況を飲み込めてねーな」
ゆう「あの……」
男「もう一度言うぜ。お前は死んでない。俺もだ」
ゆう「嘘……」
男「俺たちはカプセルで入眠したあとここに運びこまれた。そんでもって」
男「目が覚めた。それだけのこと」
ゆう「目が覚めた!? なんで死んでないんですか?」
男「だまされたぜ。殺す機械じゃねーんだよ」
男「自殺するなら勝手にしやがれってわけだ」
ゆう「ぃ、意味がわかりません」
男「頭が鈍いんだな」
男「国立自殺センターが人殺しなんてするかよ。殺人センターになっちまうじゃねぇか」
ゆう 「たしかに……」
男「俺たちはさ、あの時代からつまみ出されただけなんだよ」
- 396:内藤2023/01/09(月) 21:00:32
- ゆう「嘘だ……」
男「違う 違う、そうじゃ そうじゃ ない」
ゆう「じゃ、お母さんは? 先生は!?」
男「知るかよ。俺だってまだ起きてちょっとしか立ってねぇんだ」
男「ただ、予想するに、この先サイテーな人生しか待ってないぜ」
ゆう「どういうことですか?」
男「外でてくりゃわかる」
ゆう「……」
男「あ、そうだ。ゆっくり扉開けろよ。目に砂が入るからよ」
ゆう「……え」
- 397:内藤2023/01/09(月) 21:01:34
- ゆう「さ、砂丘……?」
男「鳥取にでもこの安置所つくったのかと俺も最初は思ったさ」
男「でも違う。都会のどっかだよ。たぶんな」
ゆう「そんなわけないじゃないですか……」
男「俺たちは、とんでもない時代に目覚めちまったんだ」
ゆう「……」
男「お笑いだぜ ははは」
男「とりあえず。中へ戻ろうぜ」
ゆう「はい……」
- 398:内藤2023/01/09(月) 21:02:03
- 男「さてと。どっかくいもんがあればいいんだけどな」
ゆう「あ、あの……」
男「?」
ゆう「どうして、飄々としてられるんですか?」
男「俺がか? 冗談やめろよこれでも焦ってるぜ」
ゆう「そうは見えません」
男「ここにももうすぐいられなくなる。そしたらあのなーんもないお寒い世界に放り出されちまうんだ」
ゆう「こ、ここに入れば……」
男「ここにはカプセルナンバー60000〜75000まで収容されてるんだ」
ゆう「え……」
男「15000分の2だ」
ゆう「は……?」
男「あとのやつらは、解凍された時点で死んでんだよ。そこのカプセルのおっさんひっくりかえしてみろよ」
男「ぱっと見じゃわかんねーけど全部『壊死』してるぜ。俺たちいったい何年寝てたんだろうな」
- 399:内藤2023/01/09(月) 21:02:24
- ゆう「よく、わからないんです。ほんと、わからないんです」
男「俺たちは恐ろしく長い時間、氷漬けだったんだよ」
男「コールドスリープって聞いたことあるか?」
男「宇宙飛行士が長距離航行する時に使われるっていうSFのアレだ」
男「すでに死んでる奴を未来の蘇生技術頼りに凍らして保存するのとはわけが違う」
ゆう「……」
男「生きてるまま時間を停止されるようなもんだ」
男「このカプセルはさながら冷凍庫ってわけだな」
男「そしてたぶんあの注射の成分は睡眠導入剤だけじゃなかったはずだぜ」
男「俺の予想じゃ細胞を完全に停止させる何かがはいってるじゃねーかな」
ゆう「……はあ」
男「だから運が良かったっていったろ? うまく作用した人間が俺たち二人だけなんだ」
ゆう「……」
男「俺とお前はどうあがいても生きてるんだよ!」
- 400:内藤2023/01/09(月) 21:02:53
- ゆう「……」
男「こんだけの死体が一斉に解凍されたんだ。とんでもねぇことになるぜ」
ゆう「というと」
男「臭くて鼻がひんまがる」
ゆう「!」
男「この施設は終わりだ」
ゆう「……」
男「気持ちはわかるぜ」
男「死にたかったよな」
男「俺もだよ」
男「正直、もうどうだっていいんだ。でもさ」
男「こうやってぺちゃくちゃおしゃべりしてないと、現実におしつぶれそうで怖くなってさ」
男「お前もそうだったんだろ? 心が壊れるくらいなら死んでしまえって思ったんだろ?」
男「たぶんそれも、人間に備わった本能なんじゃないか」
ゆう「……わかりません」
- 401:内藤2023/01/09(月) 21:04:57
- 男「そうだって言えよ!」
ゆう「!」
男「頼むから、俺の話相手になってくれよ……」
ゆう「寂しい、ですよね」
男「わかってんだろ……」
男「俺、一人で目覚めて、状況を理解したとき、怖かった」
男「カプセルをひとつひとつ順番にみてまわるんだけどよ。誰も起きてこねぇの」
男「どいつもこいつも安らかな顔して、返事もしねーで」
男「おーい起きろー、朝だぞーって。俺ひとり、ずっと勝手に話かけてんの」
男「……」
男「……孤独に勝る、絶望なんてない」
男「きっとあんときの俺を自殺係数で数値化したら10切ってたぜ」
ゆう「……」
- 402:内藤2023/01/09(月) 21:05:41
- 男「お前が起きてくれて良かった」
男「この世界で死ぬまでの暇つぶしにはなりそうだぜ」
ゆう「……」
男「つっても、こう根暗だとなぁ」
ゆう「あなたは、なぜ死のうとしたのですか?」
男「借金だよ。あと身内の不幸」
ゆう「……」
男「お前は?」
ゆう「言いたく、ありません」
男「聞いといてそれかよ。ま、仲良くやろうぜ」
ゆう「は、はい」
男「まずは食料だな。ここも広いからまだほとんど回ってねぇんだ」
ゆう「そうなんですか」
男「……なぁ、ココにある食いもんって、食えんのかな、
うわぁきのこ生えてる」
ゆう「…
- 403:内藤2023/01/09(月) 21:07:46
- 男「おい、ゆう。これが見取り図だ」
ゆう「えっと、今がここだから」
男「すげぇよな。1つの部屋にカプセル150保存しててそれが100部屋だぜ」
ゆう「ほんとに全部の部屋にカプセルがあったんですか?」
男「さぁな。数部屋しか確認してねぇよ」
ゆう「見て回りますか……? 他にも目覚めてる人がいるかも」
男「……いや、いい」
ゆう「え……」
男「無駄だ」
ゆう「無駄って……」
男「目覚めてたらそいつもそのうちウロウロするだろきっと」
ゆう「そう……ですね」
- 404:内藤2023/01/09(月) 21:08:24
- 男「いいか、ゆう。俺はお前が無害そうだから声かけただけだ」
男「どう見ても気に入らねーやつならそのまま放っておいたかもしれない」
ゆう「え……」
男「お前だって、人間の好き嫌いあるだろ?」
男「別に俺たち、あの日から何も変わってねぇんだ」
男「時間感覚でいうとほんの一瞬みたいなもんだぜ?」
男「いきなりこんな世界にきたからって、誰とでもうまくやってける出来た人間になれるわけねーよ」
男「そうだろ?」
ゆう「でも……」
男「まずは食料品を探そう」
ゆう「はい……」
- 405:内藤2023/01/09(月) 21:09:35
- 男「この部屋っぽいな。うおっ、生身で冷凍庫はさすがに寒いな」
ゆう「鍵かかってませんね」
男「どれが食えるかわかんねーな」ガサガサ
ゆう「あ、この缶詰なんてどうですか? カチンコチンですけど」
男「お、ナイス。えっと賞味期間はと」
ゆう「2098年……ですね!」
男「……缶詰でこれってことは本格的に絶望したほうがいいかもな」
ゆう「え……」
男「ゆう、いま何年かわかるか?」
ゆう「わかりません」
男「エントランスにバッテリー式のでっかい時計があった」
男「2196年、だってよ……」
ゆう「……」
- 406:内藤2023/01/09(月) 21:10:32
- 男「終わったなぁ、野垂れ死だ」
ゆう「そ、そんな」
男「自殺扶助ってよりも、これだと処刑だぜ」
ゆう「外に行けば……もしかしたら」
男「あるといいけどな、あの荒廃した大地にさ……」
男「どっちみち、人には生きる糧が必要なんだ」
男「この施設をつくったやつも端から全員起きるとは思ってなかったみたいだな」
男「薬に耐え切れて、コールドスリープから冷めることができる人間だけが生き伸びればいいって具合か」
ゆう「15000人の食料を賄うには明らかに不足してますもんね」
- 407:内藤2023/01/09(月) 21:11:54
- 男「外にでる準備すっか。適当に使えそうなものかき集めようぜ」
ゆう「は、はい。でも……」
男「……?」
男「まだ気にしてんのか。誰も起きてきやしねぇよ」
ゆう「だけど一応……カプセルのフタの開け方わからないだけかもしれないし」
男「じゃあ手分けしようぜ。俺は奥の部屋から順番に物色する」
ゆう「……」
男「カプセルの中にめぼしい形見が入ってたらとってこい」
男「ガラスは意外と簡単に割れるからな。お前の細腕でも大丈夫だろ」
男「この鉄パイプ使え。俺は適当に椅子とかでやるわ」
ゆう「……それは気が進みません」
男「じゃあそれで頭思いっきりぶんなぐって勝手に死ね」
- 408:内藤2023/01/09(月) 21:18:08
- ゆう「イタイのも怖いのも……嫌です」
男「俺もだ。飢え死になんて苦しいのはもっと嫌だ」
ゆう「……」
男「お前時計もってるよな? うごくか?」
ゆう「いえ……」
男「そりゃそうか」
男「じゃあだいたい二時間くらい後でエントランスで落ち合おうぜ」
ゆう「はい」
- 409:内藤2023/01/09(月) 21:18:37
- ゆう「イタイのも怖いのも……嫌です」
男「俺もだ。飢え死になんて苦しいのはもっと嫌だ」
ゆう「……」
男「お前時計もってるよな? うごくか?」
ゆう「いえ……」
男「そりゃそうか」
男「じゃあだいたい二時間くらい後でエントランスで落ち合おうぜ」
ゆう「はい」
- 410:内藤2023/01/09(月) 21:20:53
- aRHqJ7BG0
・・・
ゆう「誰か、目覚めた人はいませんか?」
ゆう「右手のあたりに開閉スイッチがあります。聞こえていたら押してみてください」
ゆう「誰か、目覚めた人はいませんか?」
ゆう「右手のあたりに開閉スイッチがあります。聞こえていたら押してみてください」
ゆう「誰か、目覚めた人はいませんか?」
ゆう「右手のあたりに開閉スイッチがあります。聞こえていたら押してみてください」
ゆう「誰か、目覚めた人はいませんか?」
ゆう「右手のあたりに開閉スイッチがあります。聞こえていたら……」
ゆう「だれか……」
ゆう「右手にあたり……に……うぅ」
- 411:内藤2023/01/09(月) 21:22:35
- aRHqJ7BG0
・・・
ゆう「誰か、目覚めた人はいませんか?」
ゆう「右手のあたりに開閉スイッチがあります。聞こえていたら押してみてください」
ゆう「誰か、目覚めた人はいませんか?」
ゆう「右手のあたりに開閉スイッチがあります。聞こえていたら押してみてください」
ゆう「誰か、目覚めた人はいませんか?」
ゆう「右手のあたりに開閉スイッチがあります。聞こえていたら押してみてください」
ゆう「誰か、目覚めた人はいませんか?」
ゆう「右手のあたりに開閉スイッチがあります。聞こえていたら……」
ゆう「だれか……」
ゆう「右手にあたり……に……うぅ」
- 412:内藤2023/01/09(月) 21:24:53
- ゆう「あ、この人……どこかでみたような」
ゆう「そうだ、あの有名ロックバンドのボーカル……」
ゆう「こんな安らかな顔してたらわかんないよ」
ゆう「……死んじゃったんだ」
ゆう「なんだか、もったいないような」
ゆう「ねぇ、生歌、聞かせてほしいです。起きませんか?」コンコン
ゆう「……はあ」
ゆう「みんな死んでるのに、全然死体って気がしないから余計滅入る……」
ゆう「やっぱりもう戻ろうかな」
ゆう「……こっちの人は、すごい苦しそうな顔で眠ってる」
ゆう「悪夢でもみたのかな」
ゆう「こんな死に方……やだな」
ゆう(お母さぁん……)
- 413:内藤2023/01/09(月) 21:25:48
- ゆう「お母さんに会いたい」
ゆう「どんな最期だったんだろ……」
ゆう「戦争で、死んじゃったのかな」
ゆう「それとも、自殺センターの申請とおったのかな……笑顔では、死ねなかったよね」
ゆう「どっちにしろ。もう会うことはない……二度と会えない……」
ゆう「寂しい……」
ゆう「ごめんなさいお母さん。お母さんは、もっと寂しかったんだよね」
ゆう「ごめ……なさ」
男「泣いてもあの日には戻れないぜ」
ゆう「!」
男「お前をとりまくすべては、もう過去の事なんだ」
男「俺たちは未来にとりのこされた。くそったれの親不孝どもさ」
ゆう「……」
- 414:内藤2023/01/09(月) 21:26:58
- ゆう「合流早いですよ」
男「ちょっと寂しくなってなぁ!」
ゆう「……そうですか」
男「俺んち、昔から借金だらけで、日本中あちこち逃げまわってさ」
男「友達なんて出来たことなかった」
男「だから孤独は慣れっこだっておもってたけど」
男「この時代に来てわかった」
男「テレビもラジオもインターネットもない世界じゃ、死んじまうくらい苦しいぜ」
ゆう「……」
男「俺たちは人嫌いだなんて言って拒絶しながらも、知らずしらず、人とのつながりを求めてたんだ」
男「ま、俺はお前と違って根暗ではないけどな」
ゆう「……」
- 415:内藤2023/01/09(月) 21:29:07
- 男「さてと、もうわかったろ?」
ゆう「……」
男「臨床結果は15000分の2だ」
男「過去の研究者どもが見たら絶句する確率の低さだぜ」
男「いや、それで良かったのかもな」
ゆう「どういうことですか?」
男「そうだな。ちょっとこっちへ来い、いいもん見せてやる」
ゆう「……?」
- 416:内藤2023/01/09(月) 21:38:19
- ゆう「ここは?」
男「管理室みたいなとこだ」
ゆう「当然だれもいないですよね」
男「まぁ座れよ」
男「パソコンはさすがにつかねーけど。書類ならのこってるぜ」
ゆう「紙が何百年も残るんですか?」
男「極端に湿度が低くて幸いってとこだな」
ゆう「……計画書?プロジェクトエーアールケー?」
男「ARKだな、たぶん」
男「馬鹿げてるぜ、胸糞悪い」
- 417:内藤2023/01/09(月) 21:39:02
- ゆう「のちに迫りくる大災害にそなえて」
ゆう「適正者を抽出……」
ゆう「投薬により細胞活動を停止させたのち」
ゆう「コールドスリープによる種の保存……?」
ゆう「解凍覚醒後の調整は管理者である」
ゆう「……種の保存?」
男「まんまと失敗したわけさ」
- 418:内藤2023/01/09(月) 21:39:18
- ゆう「ど、どういうことですか?」
男「これじゃお薬の実験モルモットにされたほうがマシだったぜ」
男「こんな世界にぽんと放り出されて生きていけるわけがねぇ」
ゆう「……」
男「わかるか?」
ゆう「どうして、種の保存っていうならもっと優秀な人材を」
男「おいおい。本気にすんなよこんな馬鹿げた計画」
男「優秀な奴のだれが、成功するかもわかんねー実験に生身で参加するんだよ」
男「その時代にうまくやってる成功者たちが本気で後の世を憂うとおもうか?」
男「結局さ、こんなもんどうでもよかったんだよ」
男「ただ保険的に人間凍らせて起きればラッキー死んだら残念。あとのことは任せますってなもんだ」
男「俺はこれを読んでそうとしか思えなかった。人の命なんてどうでもいいんだよ」
男「俺たちみたいな生死に頓着がなくなったやつらはおあつらえ向きだったんだ」
ゆう「……」
- 419:内藤2023/01/09(月) 21:40:36
- 男「人のこと勝手に浦島太郎にしやがって」
男「そのくせ見届け人は全部勝手に戦争して死んでるときやがった」
男「結果を確認できない実験なんて実験じゃねぇよ」
男「こんなもん、ただのお遊びだ。なにがプロジェクト:ノアズ・アークだよ」
ゆう「悪気は、なかったんじゃないでしょうか」
男「よっぽどたちが悪い。俺たちはなんとしても死にたかったんだ」
男「人としての最期の尊厳すら、踏みにじられた!」
ゆう「……」
- 420:内藤2023/01/09(月) 21:41:26
- 男「って、吠えたところで。もう何も変わらない」
男「どうしようもねーよ」
ゆう「……」
男「なぁ、ゆう。死にたいか?」
ゆう「……」
男「俺、殺してやるぜ? 一思いにお前のこと」
男「お前の首細いから、たぶんいける」
ゆう「……」
男「可哀想だよ。俺もお前も」
男「お前はどうかしらないけど。俺には本当になんのとりえもなかった」
男「そんな俺が、ものすごい確率くぐりぬけて薬に耐えてこうして生き延びてる」
男「でもそれは、俺が望んだ結果とは真逆でさ」
男「生まれつきとことん運が悪いって、証明だぜ……」
ゆう「……」
- 421:内藤2023/01/09(月) 21:42:34
- ゆう「……」
男「……お前が俺を殺してくれるのか?」
男「でも、悪いなイタイのは嫌なんだ。ガキの頃、夜さわいでるとクソ親父におもっくそぶん殴られてさ」
男「借金から逃げるためならガキの安否なんてどうでもいいのな」
男「はあ……あいつも、とっくの昔に死んだんだよな……感慨深いぜ」
ゆう「……」
男「よし、どうせやるならそうだな……そのパイプで一発で気絶させるとか」
男「……って無理だな」
男「人間は、そう簡単に死なねぇよな」
男「あぁでも、簡単に死なねぇ人間が……もう二人しかいないんだよな……」
ゆう「殺すのは無理ですよ」
男「わかってる」
男「お前はどうみても優しいから」
- 422:内藤2023/01/09(月) 21:42:57
- ゆう「優しいなんて、臆病の裏返しだとおもってます」
男「それでいいよ。俺は怖くてガツガツした奴より、そっちのほうが好きだ」
ゆう「優しい人だけの世界って、無理だったんですか?」
男「いまさらだぜ」
ゆう「……」
男「でも、そう考えるとやっぱり俺たちみたいな自ら死を選ぶ人間はおあつらえ向きだったんだ」
ゆう「きっと計画がうまくいっていたら、気の合う人たちがいっぱいいたのかな……」
男「すくなくとも、この惨状をみて戦争なんてやる気にはならねーよな」
- 423:内藤2023/01/09(月) 21:43:29
- ゆう「そうですね……」
男「お前、対立とか、ケンカとか嫌い?」
ゆう「はい。すごく」
ゆう「嫌いっていうより。怖いです。意見の食い違いとか。価値観の相違とか」
男「よく生きてこれたな」
ゆう「だから死のうとしたんですって!」
男「そりゃそうか」
男「でもよ。人はたった二人いるだけで争いがおきるんだぜ」
ゆう「……」
- 424:内藤2023/01/09(月) 21:44:29
- 男「…俺とお前が今ここにいるから、まだ人類の業は続いてる」
ゆう「……」
男「人は誰かと争うんだ。生きてる限り、一生だぜ」
ゆう「……でも、気の合う人同士ならそれでも大丈夫な気がします」
男「そういう人にめぐりあえたことは?」
ゆう「……」
男「せめて俺のこと指差すとかしてくれよ」
ゆう「あんまり、気さくな人は得意じゃないんです……」
男「(´・ω・`)俺はお前とならわりとうまくやっていけると思うぜ」
男「ま、明日あさって生き延びられたらの話だけどな」
ゆう「……そうですね」
- 425:内藤2023/01/09(月) 21:45:19
- 男「なぁ、ゆう」
ゆう「……?」
男「アダムとイブって、どんな気持ちだったんだろうな」
男「楽園からまだ見ぬ未開の地へたった二人で投げ出されて」
男「怖くなかったのかな」
ゆう「……どうでしょう、想像付きません」
男「今思えば、本当に俺たちの時代は楽園だったよ」
ゆう「でも私達、自分たちの意思で楽園を離れたんですから」
男「そうだな……自殺ってのはシステム化された社会での、ある種の禁忌だったの、かも」
ゆう「……行きましょう。ここもだんだん臭いが」
男「あぁ……」
おわり( ^ω^)✌︎
- 426:名無しさん@1ちゃんぬる2023/01/10(火) 05:15:11
- こういうのをポンポンかけちゃう人裏山C
- 427:内藤2023/01/10(火) 09:06:38
- タマトンガのバレットクラブ復帰はあるのかな
- 428:内藤2023/01/10(火) 14:58:06
- >>426いやぁ、これでも頭の中を今年1番酷使した上で
やってるから
その代わり日常生活はボロボロだけど
- 429:内藤2023/01/10(火) 14:59:27
- 久しぶりにレッドブル飲んだ
美味しかったけど
飲んだ後直ぐに動いたから吐きそう(´;ω;`)
…吐いていいすか?_:(´ཀ`」 ∠):
- 430:名無しさん@1ちゃんぬる2023/01/10(火) 16:59:07
- すまん
ぽんぽんなんて安易だた
才能厨みたいな言い方になってた(反省
俺も今年はショートショートでもいいからなんか作るぞガンバル
- 431:内藤2023/01/10(火) 18:23:03
- >430ええでw
なんか作るのは良いことだと思うからガンバ
- 432:名無しさん@1ちゃんぬる2023/01/10(火) 19:02:35
- ,. -ー冖'⌒'ー-、 / / / | _|_ ― // ̄7l l _|_
,ノ \ _/| _/| / | | ― / \/ | ―――
/ ,r‐へへく⌒'¬、 ヽ | | / | 丿 _/ / 丿
{ノ へ.._、 ,,/~` 〉 } ,r=-、
/プ ̄`y'¨Y´ ̄+.―}j=く /,ミ=/
ノ /レ'>i 〈_ュ`ー||‐' リ,イ} 〃 /
/ _勺 イ;.||∵r;==、、 ||'∵; シ 〃 /
,/ └' ノ ''.|| こ¨` .|| ノ{ー--、〃__/
人__/ー┬ 个-、__,,..| ‐'´ 〃`ァーァー\
. / |/ |::::::|、 〃 /:::::/ ヽ
/ | |::::::|\、_________/' /:::::/〃
なんでもいいんだよ
評価だ売り上げだいいねだそんなんどうでもいいんだよ
作るのは楽しいし見てもらえばヤなこともあるけど幸せなんだよ
430と内藤に敬意を送ると同時に幸運を祈るぜ
オレモナンカツクリタクナッチャッタ…
- 433:内藤2023/01/10(火) 19:39:22
- 出来た
https://firealpaca.com/get/lgJt5Ljq
- 434:内藤2023/01/10(火) 19:44:47
- またプラモ買ってしまった(´-ω-`)
- 435:内藤2023/01/10(火) 21:01:16
- ロシアの科学者「目覚めろ・・・ワイ!」ソ連時代よりコールドスリープされてたワイ「・・・」ンゴゴゴォ
護衛「こいつがロシアを救えるんですか?ただの東洋人にしか見えないのですが」
ロシア科学者「終戦間もない頃・・・・
シベリアに送られた日本人捕虜を解放する為に己が身一つで
ソビエト軍に立ち向かい大地を鮮血に染め・・・・
『シベリアの赤い悪魔』と恐れられた男だ。
ソ連の優秀な科学者たちは男を捕獲し
あらゆる強化実験を施した・・・・そうして完成させたのだ。
科学の技術により造り上げた強靭な肉体に武の才を融合させた最強の
『人間兵器(ソルジャー)』を!」
目覚めたワイ「どこ・・・・ここ? おとぉさん?おか ぁさ ん?」
護衛「こいつがロシアを救えるんですか・・・・本当に」
- 436:名無しさん@1ちゃんぬる2023/01/10(火) 21:02:51
- >>432
よしわかった俺がプロット書いてやる
俺と結婚の約束をした雷様の美少女と一緒に異世界に転生したが
俺がドラキーで彼女が剣に生まれ変わったので居酒屋で唐揚げに
舌鼓を打ちながら本を作るために紙やインクを作っていたが
中年になってしまったのでツンデレのエルフを無視して現世に
戻ってきてから堤防でアジゴを釣りながら連れてきたドラゴンに
メイドとはなんたるかを仕込んでいくという、
これまでにない画期的で独創的なストーリーだ
どうだ?書いてみないか?
- 437:内藤2023/01/10(火) 21:03:32
- ロシア科学者「うぅん!(咳払い)・・・・
我々の忠実な兵にする為に記憶を消去してある……
だがそれでいい!児子ほど従順に操れるものはない!
さぁ戦うんだ愛しの我が子よ!!!お父さんの為に忌々しいウクライナを壊すのだ!!!」
ワイ「おとぉさ ん・・・・ うくらい・・な・・・・こわ・・・・す」ニィ
グチャァッ
頭部の半分が潰された科学者「ォン゛ッ ! ? ! ?」
護衛「ひぃぃっ!!!!く・・・・くるなぁ!!!!!」バンッ(射撃)
弾丸を指先でキャッチしたワイ「ぜんぶ・・・ぜんぶ」シュッ
護衛「ヘグぁッ!!!!!」ブシャグチャアザブァァッッッ‼‼
(護衛の頭部が粉々に吹き飛ぶ)
ワイ「こ わ す」ニィ
- 438:内藤2023/01/10(火) 21:04:30
- >>436ええね
よし!やってみるぞい
- 439:内藤2023/01/10(火) 21:09:06
- ロシア兵「なんだ・・・・あの男は?」
ピエロ姿ワイ「クククッ」スッ(トランプを取り出す)
ピエロワイ「皆様お待ちかね・・・・・ピエロの愉快なショーの始まりだよ〜」ボンッ!(煙玉で身を隠す)
ロシア兵「ふざけた野郎がァ!!!!!!!ブチ殺せェェッッッ!!!!!!!!!」
ドドドドガガガァバギャガガギャンギャドォォッッ!!!!!!!(豪雨のような銃撃)
サァーー(煙がはれる)
ロシア兵「やつは……やつはどこに行った!あの弾幕をどうやt」
ピエロワイ「・・・・ククッ」ザシュッ!
地面に転がるロシア兵の生首「ッ・・・・・・」ゴロッ
ロシア兵「なんだ・・・・あの男は?」
ピエロ姿ワイ「クククッ」スッ(トランプを取り出す)
ピエロワイ「皆様お待ちかね・・・・・ピエロの愉快なショーの始まりだよ〜」ボンッ!(煙玉で身を隠す)
ロシア兵「ふざけた野郎がァ!!!!!!!ブチ殺せェェッッッ!!!!!!!!!」
ドドドドガガガァバギャガガギャンギャドォォッッ!!!!!!!(豪雨のような銃撃)
サァーー(煙がはれる)
地面に転がるワイだったもの「」ゴロッ
- 440:内藤2023/01/10(火) 21:10:05
- >>436スマソ間違えた
- 441:内藤2023/01/10(火) 21:14:33
- メキシコ人姿ワイ「ウィアーザワールド…!ウィアーザワールドッ!!♪」
弾き語りを始める
ロシア兵「あ…ああ…」
ロシア兵「なんて良い歌声なんだ」
ロシア兵「俺たちは何をやっていたんだ…争いなんてもうやめよう」
ロシア兵隊長「我々は間違っていた。君は歌で大事なことに気付かせてくれた…ありがとう」スッ(握手を求める)
メキシコ人姿ワイ「いいんだよそんなこと!
それより2曲目行くぜ!!俺のオリジナルソング『絶望の賛歌』!!」
ギギ〜ン!!🎶重低音
ロシア兵たち「うあっぐああっウガギグゲッ!!!」苦しみ出す
隊長「ううっ!何だこの曲は!頭が壊れる!貴様ぁ騙したな!」
メキシコ人姿ワイ「おいおいそんな目で睨まないで?
パーティーは始まったばかりだよ?君たち全員『壊れる』までコンサートは終わらないよ😏!」ギャオオオオン
- 442:内藤2023/01/10(火) 21:15:57
- >>441自分で言ってなんだがただの下手なミュージシャンで草wwwwww
- 443:内藤2023/01/10(火) 21:21:45
- ロシア軍「撃てぇ!!」ダダダダ ワイ「守」
ロシア軍「なんだあいつは?!」「なぜ効かない?!」
ワイ「雨」
ロシア軍「?!」「突然雨が降ってきた!」「晴天だぞ!!」
ワイ「止」
ロシア軍「ぐっ…!」「う、うごけない…」「な、なんだ…」
ワイ「………死」ニタァァァッ
ロシア軍「」バタバタバタッ(一斉に倒れる)
- 444:内藤2023/01/10(火) 21:23:00
- ワイ「守」
ロシア軍「貫」
ワイ 「(^^)vち〜ん」
- 445:内藤2023/01/10(火) 21:23:18
- プーチン「久しぶりだな、ワイ」ガチャ
ワイ「……」カチッカチッ(薄暗い部屋で1人テトリスをする)
プーチン「ニュースは見ているな?祖国の危機だ、君の力を借りたい」
ワイ「……」
- 446:内藤2023/01/10(火) 21:28:35
- プーチン「この通りだ!!今更我々が君にした事を忘れてくれとは言わない…
しかし、もはや我々は君にすがるしかないのだ…!!」
土下座
ワイ「……」
プーチン「…すまない、今のは聞かなかったことにしてくれ。邪魔したな」(部屋を出ようとする)
- 447:内藤2023/01/10(火) 21:29:08
- ワイ「ワイなら…」
プーチン「!?」
ワイ「俺があの場にいたら…蜂矢の陣で囲いを突破しつつ、鶴翼の陣をしき敵の包囲殲滅を狙う…」
プーチンの取り巻き「す、すごい…!!5時間かけて数十人の参謀達が会議で出した最善手を一瞬で導くとは…!!」ザワザワ
プーチン「ワイ…こんな我々に力を貸してくれるんだな…!?」
ワイ「勘違いするな。俺はこの部屋でピロシキを食いながらゆっくりする日々を脅かされたくないだけだ」
- 448:内藤2023/01/10(火) 21:29:47
- ワイ「現在判明している敵座標と戦況を報告しろ。3日でケリをつけるぞ…」
プーチン「あ、あぁ!ありがとう!!ワイ!!!!!!」
- 449:内藤2023/01/10(火) 21:30:38
- ワイ「騒がしいねえwwww」
プーチン「す、すまない 汗💦」
- 450:内藤2023/01/10(火) 21:33:59
- ワイ「看守さん……今朝の新聞は?」
看守「チッ……ほらよ」
ワイ「ほうほう……アメリカではウィルスミスがビンタ……
アジアの方ではジャパンの吉野家関係者が生娘をシャブ漬けにすると
問題発言で炎上…ロシアのプーチンが核の使用を示唆…中国のは上海ロックダウンに住民が苦しむ……」
ワイ「フッフッフッ……フハハハハハハァアアーーーーーーーー!!
面白い!!!実にいい!!!いいぞ!!!!!
これから来るんだよ!!!混沌の時代がァ!!!ゴホッ咽せたァ」
看守「おいうるさいぞ!!!!!静かにしろ!!!!自分が死刑囚であるという身分を忘れ」
バイデン「……少しいいかね?」
看守「!!!!!! バ、バイデン様!!!!!!」
ワイ「おや……これはこれは……合衆国大統領が一体なぜこんなゴミの掃き溜めへ?」
バイデン「……君の力を貸してほしい……かつてアメリカを一人で相手にした君の力が」
ワイ「………ほう」
バイデン 「🧠検閲されてんのか情報遅くて草w」
- 451:内藤2023/01/10(火) 21:39:30
- 藤井聡太「王手w俺最強w」
ワイ「……」(藤井と共にウクライナに瞬間移動)
- 452:内藤2023/01/10(火) 21:41:37
- 藤井聡太「ど!!!!どこだここは」
ワイ「あれを見ろ」
命がけで祖国のために戦うウクライナ兵「ぐわぁ!!!」
「い゛ッッ痛゛ァ!!!」「怯むぁアアアッ゛!!!」
「進めぇ!足を止めるなぁ!」
ワイ「さてどうする?いつものように兵を指揮して制してみよこの『戦場』を」
藤井聡太「・・・めてくれ・・・・」
- 453:内藤2023/01/10(火) 21:43:06
- 悶え苦しむウクライナの人々「アァ!!!腕ガァア!!!」」「
パパぁ……ママぁ……」「誰か……たす…け……っ」
ドゴーッ 遠くの爆撃の音
藤井聡太「やめてくれ・・・・もうやめてくれェエエエ!!!!!!!!!!」
ワイ「理解したか?所詮貴様は盤上の戦しか知らぬ軍師。本物の戦場を前に慄く者が強者を気取るな!!!!この愚か者が!!!!」
藤井聡太「う……うぅ……」
- 454:内藤2023/01/10(火) 21:46:54
- プーチン「久しぶりだな、ワイ」ガチャ ワイ「……」カチッブウン カチッブウン
(薄暗い部屋で1人ネットチェスをする)
- 455:内藤2023/01/10(火) 21:51:16
- プーチン「ニュースは見ているな?祖国の危機だ、君の力を借りたい」
ワイ「……」
プーチン「この通りだ!!今更我々が君にした事を
忘れてくれとは言わない…しかし、もはや我々は君にすがるしかないのだ…!!」
- 456:内藤2023/01/10(火) 21:52:00
- ワイ「フン……」
プーチン「…すまない、今のは聞かなかったことにしてくれ。邪魔したな」(部屋を出ようとする)
ワイ「俺なら…」
プーチン「!?」
- 457:内藤2023/01/10(火) 21:53:55
- ワイ「俺があの場にいたら…チ◯ポの陣で囲いを突破しつつ、オ◯パ◯ズリの陣をしき敵の包囲殲滅を狙う…」
プーチンの取り巻き「す、すごい…!!
5時間かけて数十人の参謀達が会議で出した最善手を一瞬で導くとは…!!
(;´д`)」ザワザワ
プーチン「ワイ…こんな我々に力を貸してくれるんだな…!?」
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