メモスレ
- 1:名無しさん@1ちゃんぬる2020/05/03(日) 10:38:04
- 何でも
- 111:名無しさん@1ちゃんぬる2021/03/31(水) 00:06:40
- たまにカップめん
新鮮な肉野菜一切なし
その上一生どこも行けない
- 112:名無しさん@1ちゃんぬる2021/03/31(水) 00:08:59
- おセックスもできない
やたら長い時間だけが与えられる
泣ける
- 113:名無しさん@1ちゃんぬる2021/03/31(水) 00:10:41
- 緑藻に戻ると
いつから生き物を捕食するようになったんだろう
最初からなのかなあ
- 114:名無しさん@1ちゃんぬる2021/03/31(水) 00:12:59
- エディアカラだってエデンの園でも何でもなかったんだろうな
そりゃそうだよな
海なんかぼけっとしてたら海流で流されるんだし
甘くない
- 115:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/02(金) 11:09:46
- https://elifesciences.org/articles/63107
How oscillating aerodynamic forces explain
the timbre of the hummingbird’s hum and other animals in flapping flight
Research Article Mar 16, 2021
ハチドリはどうやってhumしているのか
- 116:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/02(金) 11:14:39
- ハチドリがどのようにハミングするのかは完全には解明されていないが
その生物物理学的な起因は音響的な近距離場にあると考えられる。
自由にホバリングしている6羽のアンナハチドリを対象に
2176個のマイクロホンアレイを用いた音響近接場ホログラフィを生体内で実施するとともに
新しい空力プラットフォームを用いて3次元の空力を直接測定した。
さらに、空力と翼の運動特性を統合した理想的な音響モデルを構築し
ハチドリのハミングが、各翼にかかる振動する揚力と抗力から生じることを示し、音響測定結果を裏付けた。
鳥類と昆虫を比較すると、ハチドリの特徴的なハミングの音色と羽ばたきの放射パワーは、
体重を支える空気力学的な力の高次倍音に由来
昆虫と鳥類を対象としたモデル解析では、
アロメトリー偏差により、大型の鳥類はより静かに、
細長いハエはより大きくなることが示され、複雑な生体音響行動も明らかになった。
- 117:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/02(金) 11:17:17
- https://www.pnas.org/content/118/11/e2012493118/tab-figures-data
Behavioral responses across a mosaic of ecosystem states restructure a sea otter–urchin trophic cascade
PNAS March 16, 2021 118 (11) e2012493118; https://doi.org/10.1073/pnas.2012493118
ラッコとウニ
- 118:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/02(金) 11:20:29
- 消費者や捕食者の採餌行動は、生態系の構造や安定性に影響を与えるような、
特徴を媒介とした生物群集調節への大きな制約を与えることがある。
獲物の行動や状態の変化に対する頂点捕食者の行動反応が、
生態系の状態の空間的構成に応じて、トップダウンの強制力の役割と相対的な貢献度を劇的に変化させることを示している。
2014年、中層捕食者(Pycnopodia helianthoides)と一次生産者(Macrocystis pyrifera)の資源が急速かつ劇的に減少したことと、
ムラサキウニ(Strongylocentrotus purpuratus)の採餌行動と状態が根本的に変化したことが重なり、
ケルプの森とウニの原野が混在するモザイク状の空間が形成された。
このモザイク状の生態系が、ウニを餌とするラッコ(Enhydra lutris nereis)の数の増加、
個体群レベルでのウニ消費量の増加、ラッコの生存率の上昇をもたらしたことを示した。
さらに、ラッコのウニに対する採餌努力の空間的な分布は、
餌の密度の高さとは直接関係なく、むしろエネルギー的に有益な餌の分布によって予測されることを示した。
したがって、空間的に明示されたラッコの採餌は、残存する森林の過放牧への抵抗力を高めるが、
森林の回復力には直接寄与しないと推察される。
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
- 119:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/02(金) 11:22:01
- ウニは行動を活発な採餌に移し、
ラッコはケルプの森で健康なウニを捕食することを選択する
- 120:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/02(金) 11:25:18
- つまり
ヒトデとケルプが減ったとき
ウニはがんがんケルプを探して食べて増え
ラッコはおいしそうなウニを選んで腹いっぱい食べるようになった
- 121:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/02(金) 11:27:05
- この時点でのラッコの行動はウニが増えすぎることの抑止になるが
ケルプの森が回復する役には立たない
- 122:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/04(日) 21:20:47
- 火山爆発中
https://www.youtube.com/watch?v=BA-9QzIcr3c
Live from Geldingadalir volcano, Iceland
2,863 watching now
•Started streaming on Mar 23, 2021
- 123:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/11(日) 15:59:01
- 必見
https://www.pref.gifu.lg.jp/page/27330.html
水難事故等に関するQ&A(よくある質問)
https://www.pref.gifu.lg.jp/page/27320.html
川の危険性について(Q&A)
- 124:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/16(金) 21:13:52
- https://journals.aps.org/prl/abstract/10.1103/PhysRevLett.126.114501
Flow Rectification in Loopy Network Models of Bird Lungs
Phys. Rev. Lett. 126, 114501 – Published 19 March 2021
我々が息を吸ったり吐いたりするときに、肺の枝の奥で空気の流れが前後に振動するのとは違い、
鳥の中では息を吸ったり吐いたりしても流れは一方向に動く
- 125:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/16(金) 21:16:46
- ループを持つマクロスケールの流体ネットワークにおいて
流れの整流、弁のないポンピングあるいは交流から直流への変換を実証する。
鳥の肺のユニークな解剖学的構造と、呼吸サイクル全体を通しての指向性気流の現象にヒントを得て、
高いレイノルズ数で振動または交流の強制力を受けたときに、
マルチループネットワークが持続的な循環またはDCフローを示すという仮説を立て検証した。
実験では、振動の周波数と振幅が高いほど不釣り合いに強い循環が発生することが明らかになり、
この非線形応答は数値シミュレーションでも裏付けられた。
また、ネットワーク接合部での流れの分離と渦の発生が、
振動サイクルの適切なタイミングで電流を誘導するバルブ機能を果たしていることが視覚的に示された。
- 126:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/16(金) 21:18:48
- https://www.nsf.gov/news/mmg/media/images/bird_lungs_f.jpg
これにより、鳥はあらゆる動物の中で最も困難でエネルギーコストのかかる活動を行うことができる。
空を飛び、海や大陸を横断し、酸素が極端に薄いエベレストのような高地でも飛ぶことができる。
鍵となるのは、鳥の肺が人間の肺のように枝や木のような構造ではなく、
ループ状の気道でできていることであり、
そのため、ループの周りには一方通行や指向性のある流れが生じ、
この風が肺の深い奥まで換気し、新鮮な空気を運んでくれる
- 127:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/16(金) 21:24:16
- https://www.int-res.com/abstracts/meps/v662/p69-83/
https://www.int-res.com/articles/meps_oa/m662p069.pdf
MEPS 662:69-83 (2021) - DOI: https://doi.org/10.3354/meps13644
Long-term patterns of mass stranding of the colonial cnidarian Velella velella:
influence of environmental forcing
くらげVelella velellaの集団座礁の長期パターン:
環境的強制力の影響
- 128:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/16(金) 21:27:13
- クラゲV. velellaの集団座礁は14年間で記録されており、
2003年から2006年と2014年から2019年に拡大して発生した。
イベントは主に春に発生し、年によって同期(4月)しており偏西風へのシフトと同時に発生していた。
秋の大量座礁イベントはまれにしか発生せず、一貫したフェノロジーはなかった(2005年:11月、2014年:8月)。
また、コロンビア川のプルーム付近での報告率が最も高かったことから、
北カリフォルニア海流系全体でV. velellaが大発生した年もあったと考えられる。
春季のV. velella報告率(海岸の割合、1月〜6月)の年次指標を、
海面水温偏差(SSTA)、東風(陸上)の風速、地域の上昇流を表す指標の関数としてモデル化した。
最も優れたモデル(赤池の情報量基準に基づいてサンプル数の少なさを補正したもの)では、
前年の冬(12月〜2月)に平均したSSTAが春の報告率と正の相関があることが示され、
温暖な年にV. velellaの集団座礁がより多く発生する可能性が示唆された。
- 129:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/16(金) 21:28:14
- 暖かいと大発生して風に吹かれてたくさん座礁する
まあそうだろな
- 130:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/16(金) 21:32:27
- https://science.sciencemag.org/content/371/6536/1346
A 35-million-year record of seawater stable Sr isotopes reveals a fluctuating global carbon cycle
Science 26 Mar 2021:
Vol. 371, Issue 6536, pp. 1346-1350
DOI: 10.1126/science.aaz9266
海水中のSr安定同位体の3,500万年分の記録から、
変動する地球規模の炭素循環が明らかに
- 131:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/16(金) 21:34:55
- 海水中の主要成分の濃度や同位体組成の変化は、その供給源や吸収源の変化を反映している。
海水の供給源と吸収源を制御するプロセスの多くは、炭素の循環と関連しているため、
このような記録は、過去の大気中の二酸化炭素や気候の変化を引き起こす要因についての洞察を与えてくれる。
ここでは、遠洋性海洋バライトから得られた安定ストロンチウム(Sr)同位体の記録を紹介する。
δ88/86Srの記録は複雑なパターンを示しており、
まず3500万年前から1500万年前の間に減少し、
次に1500万年前から5万年前まで増加し、
その後5万年前から現在まで再び減少している。
数値モデルによると、これに伴う海水中のSr濃度の変動は、
現在の海水に対して約±25%であることがわかった。
δ88/86Srデータは、生物起源炭酸塩の鉱物学的性質と埋没場所の変化を反映していると解釈している。
- 132:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/16(金) 21:38:55
- 本研究で分析したストロンチウム同位体比の変動は
深海や浅い沿岸の海洋環境における陸上の岩石の風化、熱水活動、炭酸塩堆積物の形成などの
地質学的プロセスのグローバルなバランスの変化を反映したものである。
外洋での炭酸塩堆積は、炭酸カルシウムの鉱物である方解石で殻を作る球形動物や有孔虫などの海洋プランクトンによって行われる。
大陸棚の浅い海では、ハードコーラルがより多く生息している。
ハードコーラルは、炭酸カルシウムの別の鉱物であるアラゴナイトで骨格を作り、
カルサイトよりも多くのストロンチウムを取り込んでいる
https://www.nsf.gov/discoveries/disc_summ.jsp?cntn_id=302435
- 133:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/16(金) 21:42:00
- 海洋炭素には有機物と無機物が含まれており、
地球規模の炭素循環を理解するためにはその両方を考慮する必要がある。
遠洋の海洋バライトに由来する安定ストロンチウム同位体(88Srおよび86Sr)の記録を収集し、
それを用いて海洋堆積物中の生物起源炭酸カルシウムの堆積および埋没の変化を復元した。
これらのデータを87Sr/86Srの測定値と組み合わせることで、
ストロンチウムの供給源と吸収源の過去の変化や、
炭素循環に影響を与える炭酸塩の沈着量の変動を明らかにすることができる。
- 134:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/23(金) 23:39:36
- https://www.pnas.org/content/118/13/e2026779118/tab-figures-data
Early volatile depletion on planetesimals inferred
from C–S systematics of iron meteorite parent bodies
PNAS March 30, 2021 118 (13) e2026779118; https://doi.org/10.1073/pnas.2026779118
鉄隕石母天体のC-S系統から推定される惑星の初期揮発性消耗
- 135:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/23(金) 23:42:27
- これまで研究者たちは、地球に存在する炭素は、星雲ガスの中に最初に存在した分子に由来すると考えていた。
その後、ガスが十分に冷えて分子が析出したときに、岩石質の惑星に降着。
研究チームは、炭素が気化しても凝縮して固体に戻ることはないため、
炭素を含むガス分子は地球を作るのに利用できないと指摘。
地球の炭素のほとんどは、気化を完全に避けて星間物質から直接引き継がれたのではないかと推測している。
- 136:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/23(金) 23:46:48
- 地球型惑星の形成過程では、星雲の加工、惑星の分化、惑星の降着などによって揮発性物質が失われる可能性がある。
本研究では、惑星の形成過程における揮発性物質の損失のアーカイブとして、鉄隕石を調査した。
マグマ期の鉄隕石の母天体の炭素含有量を熱力学的モデルによって再構築した。
計算された炭素の固体/溶融合金分配は、液体S濃度とともに大きく増加し、
推定される母天体の炭素濃度は0.0004から0.11wt%であった。
親天体は、C/Sが中程度と低いコアを持つ2つの組成クラスターに分類される。
いずれの場合も、コンドライトのような前駆体の変成作用によるCの減少を説明するには不十分であるため、
惑星の大きな脱ガスが必要である。
惑星のコア形成モデルは、閉鎖系の抽出から完全な溶融体の脱ガスまで多岐にわたるが、
中・低C/Sの母天体のコア組成に一致させるためには、
開放系の珪酸塩の溶融と揮発性の損失が大きく必要であることを示す。
珪酸塩脱ガスの特徴は、Sに比べてCの減少が大きいことであり、
母天体のコア組成が珪酸塩と鉄の複合惑星に影響を与えるプロセスを記録していることを示す。
珪酸塩のマントルを取り除いた裸のコアの脱ガスは、Cの損失を無視してSを枯渇させ、
推測される母天体のコア組成を説明できない。
したがって、小天体分化の際の脱ガスは、
微惑星や惑星胚に由来する地球型惑星の揮発性インベントリーを形成する上で重要なプロセスである。
- 137:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/23(金) 23:48:32
- https://www.nature.com/articles/s41396-021-00903-3
Published: 11 February 2021
Sulfur bacteria promote dissolution of authigenic carbonates at marine methane seeps
The ISME Journal (2021)
硫黄細菌が海洋性メタンハイドレートの自硬性炭酸塩の溶解を促進することについて
- 138:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/23(金) 23:52:44
- https://www.nsf.gov/news/mmg/media/images/rn%20deep-sea%20microbes%20co2_f0126d28-4678-4c37-ad5f-54d06ba80274.jpg
海洋メタン湧出地の炭酸塩岩石には、硫黄酸化細菌が多く生息しており、
活発な溶解を示唆するエッチピットと共存している。
本研究では、米国のDel Mar East Methane Seep Fieldで採取した例示的な湧出炭酸塩の表面に
硫黄酸化細菌が豊富に存在することを示した。
次に、バイオリアクターにアラゴナイト鉱物のクーポンを入れ、ある種の湧出条件をシミュレートし、
硫黄酸化細菌に関連する炭酸塩の溶解速度の妥当性を調べた。
硫黄酸化細菌Celeribacter baekdonensis LH4株をアラゴナイトクーポン上で培養したバイオリアクターでは、
硫化状態、従属栄養状態、無生物状態において、
それぞれ1773.97(±324.35)、152.81(±123.27)、272.99(±249.96)μmol CaCO3 - cm-2 - yr-1の炭酸塩溶解速度を示した。
また、炭酸塩が付着したバイオフィルム内では、
pH感度の高い蛍光色素を用いて、pHの急峻な勾配が測定された。
これらの結果から、硫黄酸化細菌のバイオフィルム内に酸性の微小環境を作り出すことで、
十分に緩衝された海洋環境下でも、炭酸塩岩石を溶解することができることがわかった。
この結果は、リソトロフィック岩石栄養性な硫黄酸化による自生炭酸塩岩の溶解が、
岩石層から海洋や大気への未知の炭素フラックスを構成しているという仮説を支持するものである。
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
- 139:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/23(金) 23:57:07
- The researchers began studying sulfur-oxidizing bacteria -- a group of microbes that use sulfur as an energy source --
in methane seeps on the ocean floor.
Akin to deep-sea coral reefs, these seeps contain limestone that traps
large amounts of carbon.
The sulfur-oxidizing microbes live on top of the limestone rocks.
After noticing patterns of corrosion and holes in the limestone,
the researchers found that in the process of oxidizing sulfur,
the bacteria create an acidic reaction
that dissolves the rocks and releases the carbon that was trapped inside the limestone.
https://www.nsf.gov/discoveries/disc_summ.jsp?cntn_id=302537&WT.mc_id=USNSF_1
研究者たちは、海底のメタン湧出層に生息する硫黄酸化細菌の研究を始めた。
メタンハイドレートは、深海のサンゴ礁のようなもので、大量の炭素を含む石灰岩を含んでおり、
硫黄を酸化する微生物は、この石灰岩の上に生息している。
石灰岩が腐食して穴が開いていることに気づいた研究者たちは、
硫黄を酸化する過程で細菌が酸性反応を起こし、
岩を溶かして石灰岩に閉じ込められていた炭素を放出していることを発見した。
- 140:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/24(土) 00:00:56
- 深海バクテリアくんたちは
硫黄を酸化する過程で酸化反応を起こし
石灰岩を溶かして岩に穴が開き
石灰岩に閉じ込められていた炭素が出てきている
考えられていたより多くの炭素がバクテリアくんたちによって放出されているという話
- 141:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/28(水) 23:51:25
- https://aslopubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/lol2.10189
Sea urchin microbiomes vary with habitat and resource
First published: 03 April 2021
https://doi.org/10.1002/lol2.10189
ウニのマイクロバイオームは生息地や資源の有無によって変化する
- 142:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/28(水) 23:54:38
- ウニは沿岸の海で重要な捕食者であり、
さまざまな条件や食生活を生き延びることで、ケルプの森やその他の生態系への生態的影響を高めている。
本研究では、16S rRNA遺伝子配列を用いて、
南カリフォルニアに生息する2種類の主要なウニ、
アカウニ(Mesocentrotus franciscanus)とムラサキウニ(Strongylocentrotus purpuratus)の腸内細菌群を解析した。
その結果、この2種のウニの腸内細菌叢は生息地によって異なることがわかった。
また、これらの微生物の分類学的組成から、
食物の消化を促進し、自らも栄養源となっている可能性が示唆された。
これらの結果は、生態学的特性の延長線上にあるマクロ生物内のマイクロバイオームの役割を浮き彫りにし、
共存する種の資源利用と分配に微生物が重要な役割を果たしている可能性を示唆している。
- 143:名無しさん@1ちゃんぬる2021/04/28(水) 23:59:12
- アカウニもムラサキウニも藻類を食べるが、日和見的な雑食性で、
腐敗した植物や動物、微生物のマット、さらには他のウニも食べる。
ウニの腸内細菌叢は、ウニがこのような多様な食事を処理するのに役立っているかもしれないが、
その可能性はこれまで検討されてこなかった。
チームは、サンタバーバラ海峡の3つの生息地からアカウニとムラサキウニを採取した。
あるものは青々としたケルプの森から、
あるものはウニの不毛な原野から、
そしてあるものは海峡に数多く存在する炭化水素の湧出地から採取した。
そして2種類のウニに生息する細菌群に大きな違いがあることを発見した。
しかし、同じ種類のウニでも、異なる生息地に生息する個体の間では、
同じくらいの違いが見られた。
https://www.nsf.gov/discoveries/disc_summ.jsp?cntn_id=302588&WT.mc_id=USNSF_1
- 144:名無しさん@1ちゃんぬる2021/05/26(水) 21:07:36
- コールド・スプリング・ハーバー研究所とハワード・ヒューズ・メディカル・インスティテュートの科学者であるザック・リップマンは、
トマトの遺伝子変異が、特定の突然変異が植物に与える影響に影響を与えることを明らかにしました。
同氏は、トマトの品種に対する突然変異の影響を予測することを目指しています。
本研究成果は、学術雑誌「Nature Plants」に掲載されました。
米国国立科学財団の助成を受けた研究で、リップマン氏のチームは、
標的遺伝子編集ツールであるCRISPRを、果実の大きさを制御する2つのトマト遺伝子に使用しました。
SlCV3」と「SlWUS」です。プロモーター領域(遺伝子の発現を制御する領域)のDNAを除去することで、
60種類以上のトマト変異体を作成した。
個々の変異では、トマトの大きさが少しだけ大きくなるケースもあった。
また、いくつかの変異の組み合わせでは、果実の大きさが変わらないものもあった。
しかし、いくつかの相乗効果のある組み合わせでは、予想外に果実の大きさが劇的に増加した。
https://www.nature.com/articles/s41477-021-00898-x
- 145:名無しさん@1ちゃんぬる2021/05/26(水) 21:08:46
- 植物の幹細胞回路における量的形質転換のシス制御を解明する
シス制御変異は、作物の家畜化や改良に重要な形質を支えるものである1,2。
しかし、対立遺伝子の多様性が限られているため、多数のシス制御要素とそれらの潜在的な相互作用を機能的に解明することができず、
シス制御の変異が形質にどのような影響を与えるかについての理解を深めることができなかった。
本研究では、2つのトマト果実サイズ遺伝子3,4の60以上のプロモーター対立遺伝子を操作して
、シス制御配列の特徴を明らかにし、それらの機能的関係を調べた。
その結果、幹細胞の増殖を抑制するSlCLV3の保存されたプロモーター配列を標的とした変異5,6は、
果実の核数に弱い影響を与えることがわかった。
これは、保存領域間の相加的および相乗的な関係を示すものであり、
SlCLV3プロモーター内のさらに高次のシス制御相互作用を示唆するものである。
一方、SlCLV3によって抑制されている幹細胞増殖の正の制御因子であるSlWUS(参考文献5,6)は、
プロモーターの擾乱に対してより耐性がある。
今回の結果は、シス制御因子の複雑な相互作用が量的変化を形成することを示しており、
この隠れた複雑性を経験的に解明することが、作物形質を予測的に改変するプロモーター工学の指針となることを示唆している。
- 146:名無しさん@1ちゃんぬる2021/05/26(水) 21:12:52
- アメリカ自然史博物館の研究者らは、マダガスカルで人間と共存していたと思われる絶滅した「ツノ付き」ワニについて、
長年の論争に決着をつけました。
今回の研究では、古代のDNAを分析した結果、ホーンテッドクロコダイルは、
有名なナイルワニを含む「真の」ワニと近縁であるが、
ワニの家系図の中では別の枝に属していることが明らかになった。
米国国立科学財団が資金を提供し、学術誌「Communications Biology」に掲載されたこの研究は、
ホーンテッド・クロコダイルの進化的関係に関する最新の科学的見解に反しており、
現代のワニの祖先はアフリカで生まれた可能性が高いことを示唆しています。
"フォーダム大学とアメリカ自然史博物館の主執筆者であるEvon Hekkala氏は、
「このワニは、人々がピラミッドを建設していた時代にマダガスカル島に隠れていて、
海賊が島に取り残されたときにも、おそらくそこにいたでしょう」と述べています。
"彼らは、生物の関係性を理解するための現代的なゲノムツールを手に入れる直前に、瞬く間に絶滅してしまいました。
しかし、彼らは現在生きているすべてのワニの物語を理解する鍵となったのです」と述べています。
- 147:名無しさん@1ちゃんぬる2021/05/26(水) 21:20:48
- https://www.amnh.org/about/press-center/extinct-horned-crocodile-dna
https://i.imgur.com/AZvdJms.png
https://www.nature.com/articles/s42003-021-02017-0
Published: 27 April 2021
古代のDNAは、現代の多様性や分布を形成する歴史的なパターンやメカニズムを再構築する能力を大きく変えつつある。
特に、絶滅した完新世の島嶼動物群から得られた分子データは、驚くべき生物地理学的シナリオを明らかにしている。
本研究では、マダガスカル南西部の完新世堆積物から採取した
絶滅した「ツノ付き」クロコダイルVoay robustusの1300-1400年前の標本(n=2)から、
部分的なミトコンドリア(mt)ゲノムを抽出した。
分子、化石、層序学的データに基づいたmtゲノムの部分的な系統分析と先端年代の年表は、
VoayとCrocodylus(真のワニ)の姉妹グループ関係を支持している。
これらの樹は、VoayをOsteolaeminae(矮小なワニとその近縁種)に一貫して配置している最近の形態学的な体系的研究と対立し、
クロコダイルの頭蓋解剖と鼻の形状が同種である可能性を示す証拠を提供している。
VoayとCrocodylusの密接な関係は、これらの属の生物地理学的起源を理解するための新たな背景となり、
マダガスカルからVoayが最近絶滅したという競合する仮説に磨きをかけることになる。
- 148:名無しさん@1ちゃんぬる2021/05/26(水) 21:23:41
- 太陽周期の終わりと太平洋のラニーニャ現象への移行には相関関係があることが、
新しい研究で明らかになりました。
このことは、太陽の変動が地球上の季節的な気象変動を引き起こす可能性を示唆しています。
この研究結果は、学術誌「Earth and Space Science」に掲載されました。
この関係が成り立てば、
陸地の季節的な気候に影響を与える最大のラニーニャ現象の予測能力が大幅に向上する可能性があります。
例えば、ラニーニャ現象が発生すると、米国南部では気温が高く乾燥し、
米国北部では気温が低く湿潤になる傾向があります。
"米国国立大気研究センター(NCAR)の科学者で論文の共同執筆者であるスコット・マッキントッシュは、
「太陽からのエネルギーは、地球システム全体の主要な原動力であり、地球上の生命を可能にしています。
"しかし、科学界では、太陽変動が地球上の天候や気候にどのような影響を与えているのか、
はっきりしていませんでした。今回の研究では、太陽変動が絶対的な役割を果たしていると信じるに足る理由があること
、そしてその関連性が過去に見過ごされていた可能性があることを示しています」と述べています。
- 149:名無しさん@1ちゃんぬる2021/05/26(水) 21:27:01
- https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1029/2020EA001223
First published: 24 February 2021
https://doi.org/10.1029/2020EA001223
太陽サイクルの終焉と相関する対流圏変動
太陽は、地球上の生命維持や大気循環の原動力となるエネルギーを提供している。
しかし、太陽変動と対流圏変動との間に物理的な関連性を確立することは非常に困難であった。
太陽の変動は、400年にわたる観測結果から、
11年周期で黒点の数が増えたり減ったりしていることがわかっている。
最近の研究では、短い太陽黒点周期を確立するために、22年の磁極周期が重要であることが明らかになった。
太陽黒点の周期が短くなるのには、22年の磁極サイクルが重要であることがわかっている。
私たちは、太陽磁気の急速な再構成を通じて、ヘール磁気サイクルの終わりである「ターミネーター」が、
太陽の放射出力や大気中の微粒子の遮蔽に与える影響を実証しました。
- 150:名無しさん@1ちゃんぬる2021/05/26(水) 21:27:12
-
約60年前の太陽活動の直接観測とプロキシを用いて、
ターミネーターの発生と地球の海洋指標の最大の変動である中部太平洋のエルニーニョ現象からラニーニャ現象への移行との間には、
高い統計的有意性があることを実証しました。
この経験的な関係は、
エルニーニョの気候変動を理解するための予測技術を向上させる可能性を秘めています。
エルニーニョは、世界中の人命、財産、経済活動に影響を与えるため、
社会的にも重要な課題となっています。
太陽の世界的な動きを予測すると、次の太陽周期が終了するのは2020年半ばとされています。
大きな海洋変動が続いた場合、
「いつ相関関係が因果関係になるのか」「そのプロセスはどのように機能するのか」が課題となります。
- 151:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/11(金) 19:32:32
- 南極アイスコアの化学組成から推定される完新世の海氷変動の季節性
https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1029/2020GL091602
First published: 06 April 2021
https://doi.org/10.1029/2020GL091602
海氷の変動は重要な気候フィードバックであるが、
南半球の海氷と気候の複数のタイムスケールにわたる季節的な挙動は不明なままである。
ここでは、南極アイスコア(SPC14)の主要なイオンの測定値を用いて、
季節的に解決された完新世の海塩の記録を作成した。
SPC14のデータとGEOS-Chem化学輸送モデルを組み合わせることで、
主要な海塩の供給源が外洋(夏)から海氷(冬)へと季節ごとに切り替わり、
冬の変動が記録の100年から1000年スケールの構造に大きな影響を与えていることを実証した。
我々は、SPC14と南極大陸周辺の完新世の海塩濃度の増加、特に8〜10kaの間の海塩濃度の増加は、
冬の海氷の拡大期間を反映していると解釈した。
5-6kaの間に南大西洋セクターの海塩が異常に低下していることから、
一時的な海氷の減少を示しており、これは北半球の冷却とそれに伴う海洋循環の変化と連動している可能性がある。
- 152:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/11(金) 19:36:55
- 海氷の変動は、地域や地球の気候に大きな影響を与える。
海氷面積は夏と冬で大きく異なるため、海氷と気候の関係を正しく解釈するためには、
過去の海氷の状態を季節ごとに記録する必要がある。
ここでは、過去11,400年間の南半球の海氷の変化を表す、南極アイスコアからの海塩の記録を紹介する。
大気化学モデルを用いて、南極アイスコアに含まれる冬期の海塩は、
ほとんどが海氷に由来する塩分を含んだ雪によるものであることを示した。
冬季の海氷変動は、南極海塩記録の長期的な変動のほとんどを担っている。
南極大陸のアイスコアデータでは、11,400年前から海塩濃度が上昇しており、
これは特に8,000年前から10,000年前にかけての冷却と海氷の膨張を表している。
5,000年前から6,000年前にかけての海塩濃度の低下は、
南大西洋の海氷が急激に減少したことを示している。
興味深いことに、古気候データは、この時期に北大西洋で海氷がより広範囲に広がっていたことを示唆しており、
海洋循環の変化に起因すると思われる北大西洋と南大西洋での海氷シグナルの連動と対立を示している。
- 153:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/11(金) 19:38:30
- South Pole Ice Core Holocene Major Ion Dataset
南極氷床コア 完新世主要イオンデータセット
Date Created:
2020-11-05
https://www.usap-dc.org/view/dataset/601399
- 154:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/11(金) 19:43:58
- https://www.nature.com/articles/s41467-021-22860-3
ダイヤモンドに含まれるヘリウムが、10億年以上に及ぶクラトン安定陸塊のメタソマリズム交代作用を解き明かす
炭素や水を多く含む深部流体が関与する化学的事象は、大陸リソスフェアの歴史の中で影響を与えてきた。
ダイヤモンドは、このような流体の侵入の副産物であり、
岩石圏のダイヤモンドにこれらの流体が微小介在物として取り込まれることは、その性質を調べるユニークな機会を提供する。
しかし、これまでは、このような変質現象の発生時期を直接知ることはできなかった。
ここでは、流体を含むダイヤモンドのU-Th-He年代測定を用いて、南西カープバール岩石圏における3つの変質イベントを報告し、
He拡散率の上限(D≒1.8×10-19 cm2 s-1)を決定することで、
これらの変質エピソードに上限と下限の両方の年代を直接設定する手段を提供する。
最も新しいものは白亜紀に発生したもので、
非常に塩分濃度の高い流体が含まれており、
新生代後期のキンバーライト噴火との関係を示している。
また、古生代の珪酸質流体と原生代の炭酸塩流体による2つの先行イベントの残骸も
カープバールダイヤモンドに内包されており、
主要な表層テクトニックイベント(DamaraやNamaqua-Natal造山帯など)と同時期である可能性が高い。
- 155:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/11(金) 19:48:23
- https://www.nsf.gov/discoveries/disc_summ.jsp?cntn_id=302814&WT.mc_id=USNSF_1
https://www.nsf.gov/news/mmg/media/images/RN%20glacier%20bed.jpg
花崗岩のドーム状の岩や、石灰岩の階段状の岩や窪みなど、
氷河が滑ってきた硬くて荒々しい土地を写真で見ることができます。
花崗岩の岩ドームや岩の段差、石灰岩のくぼみなどです。氷河の床は、研究者や機器の大きさよりも小さいことがよくあります。
スイスアルプス(ローヌ氷河、シュワルツブルグ氷河、ツァンフルロン氷河)とカナディアンロッキー(キャッスルガード氷河)で
氷河が後退して露出した場所を調査した際、
4人の氷河学者がレーザーとドローンの技術を使って氷河の岩床を正確に測定し、その輪郭を記録しました。
そして、その測定結果をもとに、氷河床の高解像度デジタルモデルを作成しました。
そして、そのモデルのサブユニットを使って、氷河が岩盤に沿ってどのように滑るかを調べました。
https://advances.sciencemag.org/content/7/20/eabe7798
- 156:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/11(金) 19:54:25
- https://advances.sciencemag.org/content/7/20/eabe7798
A slip law for hard-bedded glaciers derived from observed bed topography
Science Advances 14 May 2021:
Vol. 7, no. 20, eabe7798
DOI: 10.1126/sciadv.abe7798
概要
気候温暖化とそれに伴う海面上昇に対する氷床の応答は,
氷河の底面における抗力をすべり速度と底面水圧に関連付けるすべり法則の形に敏感に依存する。
水を含んだ空洞を持つ硬い理想的な河床の上を滑る氷河のプロセスモデルでは,
滑降速度や水圧の増加に伴って抗力が減少する滑り法則が得られる(レート弱化抗力)。
本研究では,プロセスベースの3次元氷河すべりモデルを,
実測された氷床トポグラフィに適用した結果を紹介する。
その結果、実際の氷床を考慮することで、レート-弱化抗力が無くなる、
あるいは重要でなくなることがわかり、プロセスベースの滑りのモデルと、
いくつかの氷床モデルのパラメータ化を統合することができた。
計算された滑り則は、
一般的な氷床条件である変形可能なティルの上で氷を引きずった実験で示されたものと同じ形をしている。
したがって、これらの結果は、
海への氷河の流出量の推定を単純化し、改善するための普遍的な滑り法則を示していると考えられる。
(地質学上の「ティル」とは、氷河の氷が直接堆積してできた、層を成さない物質のこと。)
- 157:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/11(金) 19:57:58
- https://science.sciencemag.org/content/372/6544/860
Science 21 May 2021:
Vol. 372, Issue 6544, pp. 860-864
DOI: 10.1126/science.abg1685
過去18,000年の間に世界的に加速した植生変化の速度
完新世の植生変化のペース
産業革命以降に起きた急激な環境変化については多くのことが知られているが、
それ以前の数千年にわたる変化のパターンについては、ほとんど理解されていない。
Mottlらは、1100以上の化石花粉記録を用いて、過去18,000年間の植生変化の速度を調べた(OverpeckとBreshearsによる展望を参照)。
著者らは、後期完新世(約4.6〜2.9千年前)に、
最終氷期の終わりに関連した気候に起因する植生変化よりもさらに急速に、
変化の速度が加速したことを示している。
さらに、後期完新世の加速は陸生生物群集全体で始まったことから、
過去2世紀の間に加速したターンオーバーは、より深いトレンドの先端であることが示唆された。
Science, abg1685, this issue p.860; abi9902, p.786も参照。
- 158:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/11(金) 19:58:46
-
概要
過去18,000年の間に世界の植生は、まず最後の退氷に伴う気候の変化によって、
そして再び人間の圧力の増加によって変化してきた。
しかし、植生変化の大きさと速度のパターンは、世界的にはあまり理解されていない。
本研究では、1181個の花粉化石を収集し、新たに開発した統計的手法を用いて、
4.6〜2.9千年前に始まった植生組成変化の速度が世界的に加速していることを検出した。
完新世末期の変化率は、すべての大陸で退氷期の変化率と同等かそれ以上であり、
人類が陸上生態系に及ぼす影響の規模は、
気候によって引き起こされた最後の退氷期の変化をも超えるものであることを示唆している。
過去100年の生態学的データで示された生物多様性の変化の加速は、数千年前から始まっていた。
- 159:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/19(土) 12:55:40
- 696 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 1397-nisE)[sage] 投稿日:2021/06/15(火) 16:27:21.23 ID:DyJnMvru0
>>694
dom.webcomponents.enabledをtrueにするか
polly入れてpolyfills/Webcomponents-Bundle.jsにチェック入れる
よそでも開発ツールのコンソール開いてTypeError: window.customElements is undefinedが出てたらだいたいこれ
- 160:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/26(土) 00:01:03
- https://www.springer.com/journal/10228
https://link.springer.com/article/10.1007/s10228-021-00817-2
Full Paper
Published: 20 May 2021
Descriptions of two new species of Callogobius (Gobiidae) found in Japan
Akihito & Yuji Ikeda
Ichthyological Research (2021)
苗字のないAkihito
上皇陛下である
- 161:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/26(土) 00:02:01
- 新種のハゼ2つ発見
- 162:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/26(土) 00:06:00
- 著作者住所
Emperor Emeritus’ Residence, 1-14-1 Takanawa, Minato-ku, Tokyo, 100-0074, Japan
画像だけちょっと覗き見
https://media.springernature.com/lw685/springer-static/
image/art%3A10.1007%2Fs10228-021-00817-2/MediaObjects/10228_2021_817_Fig1_HTML.jpg
- 163:名無しさん@1ちゃんぬる2021/06/26(土) 00:08:07
- https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210624-00000074-ann-000-7-thumb.jpg
かわいー
- 164:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 11:46:07
- 南極で最も速度の速い氷河のひとつであるパインアイランド氷河を支えている棚氷は、
何十年もの間、徐々に薄くなってきていた。
しかし、衛星画像を分析すると、近年、より劇的な変化が見られます。
2017年から2020年にかけて、棚氷の端にあった大きな氷山が割れ、
氷河がスピードアップしたのです。
浮遊する棚氷は、氷河のより大きな接地質量を抑える働きがあるため、
縁が弱くなったことによる最近のスピードアップは、
パインアイランド氷河が最終的に海に崩壊するまでの時間を短縮する可能性がある。
パインアイランド氷河には約180兆トンの氷があり、
これは地球の海面上昇の0.5メートル(1.6フィート)に相当します。
パインアイランド氷河は、すでに南極大陸の海面上昇に寄与する主要な原因のひとつとなっており、
毎年約6分の1ミリ、1世紀あたり約3分の2インチの海面上昇を引き起こしており、
その割合は今後も増加すると予想されています。
この氷河と隣接するスウェイト氷河が海への流入速度を速め、
より大きな西南極氷床の保持を解除すれば、
今後数世紀の間に地球の海は数フィート上昇する可能性がある。
- 165:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 11:46:24
-
これらの氷河は、ここ数十年の間に、暖かい海流によって氷の下側が溶かされ、
氷棚が薄くなったことで注目を集めています。
1990年代から2009年にかけて、パインアイランド氷河の海側への動きは、
年に2.5kmから4km、1.5マイルから2.5マイルへと加速しました。
その後、氷河の速度は10年近くにわたって安定しています。
https://www.nsf.gov/discoveries/disc_summ.jsp?cntn_id=302983&WT.mc_id=USNSF_1
- 166:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 11:47:14
- https://advances.sciencemag.org/content/7/24/eabg3080
Ice-shelf retreat drives recent Pine Island Glacier speedup
Science Advances 11 Jun 2021:
Vol. 7, no. 24, eabg3080
DOI: 10.1126/sciadv.abg3080
- 167:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 11:49:56
- https://advances.sciencemag.org/content/7/21/eabf5478
状態推定による全球転覆循環の中層と深層成分の結合
概要
状態推定の速度を用いたラグランジュ解析により、北大西洋深層水(NADW)が大西洋から出て、
大西洋子午線上層循環(AMOC)の上層部に再流入するルートを全世界にマッピングした。
8100年間追跡した仮想粒子の軌跡は、上層ルート(32%)と下層ルート(68%)を強調しています。
後者はσ2>37.07で、さらに亜極域(20%)と深海域(48%)に分けられる。
深海セルの粒子は深海の北太平洋に迂回した後、南大洋で湧き上がる。
NADWは33°Sより北側で優先的に上昇する(67%)。
全ダイアピクナル変換は下層ルートで最大であるが、上層ルートでも同程度の大きさであり、
これまで「断熱」とされてきたことを覆すものである。
典型的な通過時間は、上層ルート、亜極域、深海域でそれぞれ300年、700年、3600年である。
AMOCは大西洋に塩分を輸入しており、
高緯度の淡水の摂動に対して不安定である可能性を示している。
- 168:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 11:52:21
- 海洋学者たちは、無作為に作られた水の小包が、
数百年、時には数千年もの時間をかけて元の場所に戻るという壮大な旅をすることを発見しました。
また、大西洋の循環を構成する基本的な要素が、これまでの理解よりも破壊されやすいこともわかった。
研究者らは、約3分の1の水塊が大西洋を出た後、太平洋、インド洋、南大洋を回り、
帰還に約300年を要することを発見しました。
約2割の水塊は、大西洋を出て、太平洋、インド洋、南洋を回り、
約300年かけて帰路につきました。
これらの小包は、大西洋に戻るのに700年を要した。
https://www.nsf.gov/news/mmg/media/images/RN%20Atlantic%20Ocean%20grand%20tour.jpg
https://www.nsf.gov/discoveries/disc_images.jsp?cntn_id=302904&org=NSF
- 169:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 11:56:24
- https://www.nature.com/articles/s41561-021-00739-8
Nature Geoscience volume 14, pages 307–313 (2021)
岩盤地すべりの規模に対する地形応力の制御
概要
地すべりは主要な自然災害であり,
山地における侵食,化学的風化,有機炭素の移動の主要な要因となっている。
地すべりが地球システムに与える影響を評価するためには、
地すべりの規模の制御についての知識が必要であるが、これについては十分に理解されていない。
本研究では、地殻応力と地形の相互作用によって生じる地形応力が、破壊と風化によって地下の物質の強度を変化させることで、
ランドスケープスケールでの岩盤地すべりの規模に影響を与えることを示した。
本研究では、3次元地形応力モデルを用いて、
東チベット山地の結晶岩地形における地下の開放割れ目ゾーンの空間パターンを特徴づける。
そして、予測された開放破砕帯を、地図上にある982の岩盤地すべりと比較した。
その結果、地下に深い開放破砕帯がある地域では、
より大きな地すべりが発生する傾向があることがわかりました。
これは、地形的に誘起された亀裂が、材料強度や地下水の流路・流速に影響を与えているためと考えられる。
以上のことから、丘陵地の崩壊範囲は、遠方からの地殻変動と局所的な地形の両方に依存しており、
災害軽減、景観の進化、地球規模の炭素循環に影響を与えると結論づけた。
- 170:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 11:57:27
- https://www.nsf.gov/news/mmg/media/images/RN%20imaging%20landslides.jpg
A 3D 'mesh' image of a catchment in eastern Tibet studied by the researchers.
- 171:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 12:00:02
- https://www.nature.com/articles/s41467-021-23135-7
Published: 24 May 2021
Nutrient content and stoichiometry of pelagic Sargassum reflects increasing nitrogen availability in the Atlantic Basin
大西洋海盆における窒素供給量の増加を反映した外洋性サルガッソーの栄養成分と化学組成
- 172:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 12:01:37
- 概要
遠洋性の褐色大型藻類であるSargassum spp.は、
何世紀にもわたって北大西洋の貧栄養水域で、
付随する魚類や無脊椎動物の排泄物、上昇流、N2固などの自然の栄養源に支えられて成長してきた。
1980年代以降、Sargassum spp.の組織中の%Nが35%増加したのに対し、%Pは44%減少し、
その結果、N:P比が111%増加(13:1→28:1)し、Pの制限が増加したことを、独自の歴史的ベースラインを用いて示した。
最も高い%Nとδ15Nの値は、Nを多く含む陸地からの流出物の影響を受けた沿岸水域で発生し、
C:NとC:Pの比率は、河川の流出量がピークに達する冬から春にかけて低くなった。
これらの結果は、Nの増加がSargassumのブルームを支え、
重要な養育環境を沿岸の生態系、経済、人間の健康に壊滅的な影響を与える有害な藻類のブルームに変えていることを示唆している。
- 173:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 12:07:56
- https://www.nature.com/articles/s41586-021-03598-w
中生代の殻斗と被子植物の第2外皮の起源
Nature volume 594, pages 223–226 (2021)
- 174:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 12:08:59
- この化石は、約1億2600万年前のもので、
顕花植物の種子が発達する際の特徴的な外被(第2の内膜)が、絶滅した恐竜時代の非胚乳性種子植物の構造と基本的に同じである
という以前からの考えを裏付けるものである。
ソテツ、イチョウ、針葉樹などの種子は1枚の膜で包まれて保護されているが、こ
れは花を咲かせる植物の内側の膜に相当すると考えられている。
しかし、第2のIntegumentはユニークな外郭構造であり、
その発達は奇妙な反り返った形と関連しており、内郭の発達を司る遺伝子とは異なる遺伝子によって制御されているという。
これらの化石には、殻斗と呼ばれる特殊な反り返った構造の中に2つの種子が封入されている。
中生代に絶滅した植物のうち、化石でしか知られていないいくつかのグループには、同様の殻斗が存在しており、
これらの殻斗の一部は、花の第2の内包物の前駆体ではないかと考えられているが、情報が不十分であるために議論が難航しているという。
https://www.nsf.gov/discoveries/disc_summ.jsp?cntn_id=302921&WT.mc_id=USNSF_1
- 175:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 12:15:00
- https://www.nature.com/articles/s41467-021-23377-5
Nature Communications volume 12, Article number: 3103 (2021)
アルヴェーン波によるオーロラ電子加速の物理学に関する実験室での測定結果
概要
オーロラは何千年にもわたって注目されてきたが、未だに重要な疑問が残されている。
最も重要なのは、オーロラ電子がどのように加速され、
電離層に衝突してオーロラ光を発生させるのかということである。
オーロラの上空には、オーロラを発生させるのに十分なエネルギーを持った強力なAlfvénアルベーン波が
しばしば地球側に向かって伝わっているのが見られますが、
アルベーン波がそのエネルギーをオーロラ電子に伝える過程を直接測定した例はありません。
ここでは、オーロラ帯に関連した条件下で、アルヴェーン波から電子へのエネルギーの共鳴伝達を実験室で測定した結果を紹介します。
実験は、アルヴェーン波を発射し、同時に電子の速度分布を記録することで行われました。
数値シミュレーションと解析理論は、
測定されたエネルギー伝達プロセスが、オーロラエネルギーに達することができる加速電子を生成することを支持しています。
これらの実験、理論、シミュレーションは、オーロラを直接引き起こすアルベン波と加速電子の間に明確な因果関係があることを示している。
- 176:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 12:17:07
- 理由は不明だが、地球の鉄の固体である内核は、片側だけが急速に成長している。
カリフォルニア大学バークレー校の地震学者によると、
5億年以上前に溶融した鉄から氷結し始めて以来、このような状態が続いているという。
米国国立科学財団から資金提供を受けた本研究の成果は、『Nature Geoscience』誌に掲載されています。
https://www.nsf.gov/discoveries/disc_summ.jsp?cntn_id=302950&WT.mc_id=USNSF_1
- 177:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 12:19:34
- https://www.nature.com/articles/s41561-021-00761-w
地震学的異方性に拘束された内核のダイナミックな歴史
Nature Geoscience (2021)
Published: 03 June 2021
概要
地球の内核の結晶化が進むと、外核の対流や磁場の発生が促進される。
そのため、内核の成長速度とパターンを明らかにすることは、ジオダイナモの進化を理解する上で非常に重要である。
内核の成長の歴史は、内核の固液境界の条件に制約された変形テクスチャに起因する地震異方性の分布と強度に記録されていると考えられる。
本論文では、弾性体波の移動時間の解析から、地震学的異方性の強さは内核の深さとともに増加し、
最も強い異方性は地球の回転軸からずれていることを示す。
次に、地質力学的な成長モデルと鉱物物理学の計算を用いて、内核の異方性の発達を自己矛盾なくシミュレートした。
その結果、赤道方向への優先的な成長とゆっくりとした平行移動の組み合わせによって変形した、
六角形に密着した鉄ニッケル合金からなるインナーコアが、
鋭い境界を持つ半球を必要とせずに、地震観測と一致することを発見しました。
我々の内核成長史モデルは、外核のダイナミクスから得られる外部制約と整合的であり
、比較的若い内核(〜0.5〜1.5Ga)と1018Pa s以上の粘性の議論を裏付けるものである。
- 178:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 12:20:36
- https://www.nsf.gov/news/mmg/media/images/lopsided_core_f.jpg
A cut-away of Earth’s interior shows the solid iron inner core (red) slowly growing.
- 179:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 12:23:12
- https://www.nsf.gov/discoveries/disc_summ.jsp?cntn_id=302968&WT.mc_id=USNSF_1
Croninは、厚さわずか0.355nmの単層グラフェンからなる独自の電極を設計した。
グラフェンの電極を作るのは、複雑なプロセスです。
今回の研究に必要な電極は、世界中のグループが過去に作ろうとして失敗したものです。
電極に最も近い水分子の最上層は、他の水分子とはまったく異なる方法で整列している。
この発見は予想外のもので、さまざまな分野の水性化学反応が物質に与える影響を、
より正確にシミュレーションできる道を開くかもしれない。
- 180:名無しさん@1ちゃんぬる2021/07/01(木) 12:24:31
- https://www.nature.com/articles/s41586-021-03504-4
印加電場に対する界面水の非対称応答
- 181:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/05(木) 23:02:44
- https://iopscience.iop.org/article/10.3847/PSJ/abf5e5
Atomic-scale Evidence for Open-system Thermodynamics in the Early Solar Nebula
Published 2021 June 17 • © 2021. The Author(s). Published by the American Astronomical Society.
The Planetary Science Journal, Volume 2, Number 3
初期太陽系星雲における開放系熱力学の原子レベルの証拠
- 182:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/05(木) 23:05:56
- 概要
収差補正走査型透過電子顕微鏡による原子長スケールの特性評価と、
第一原理駆動の熱力学モデルおよびダスト輸送モデルを組み合わせた新しい統合フレームワークにより、
太陽系で最初に形成された固体のいくつかの起源を探ることに成功した。
その結果、太陽系で最初に形成された固体の1つであるペロブスカイト(CaTiO3)の中に、
スピネル(MgAl2O4)が双晶として存在し、
その双晶の境界にバナジウムが原子柱として偏析していることがわかった。
この結果は、スピネルが太陽原始惑星系円盤の中間面で1435Kで凝縮し、
その後、1681Kでペロブスカイトが凝縮した高温領域に運ばれたというシナリオを支持するものである。
- 183:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/05(木) 23:06:24
-
凝縮、輸送、相転移のすべては、開発した自己無撞着self-consistentな枠組みで説明することができ、
観測された相の集まりと原子スケールの構造を再現することができる。
この枠組みは、惑星物質が熱力学的に開放された系で進化したことを示唆しており、
今後、惑星物質が形成された熱力学的状況を理解するために、
このようなアプローチをとることが必要であると考えられる。
- 184:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/05(木) 23:07:48
- オープンアクセス
https://iopscience.iop.org/article/10.3847/PSJ/abf5e5/pdf
https://iopscience.iop.org/article/10.3847/PSJ/abf5e5/epub
- 185:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/05(木) 23:11:57
-
RESEARCH REPORT| 15 June 2021
Cantil: a previously unreported organ
in wild-type Arabidopsis regulated by FT, ERECTA and heterotrimeric G proteins
カンティル:FT、ERECTA、ヘテロ三量体Gタンパク質によって制御される野生型シロイヌナズナのこれまでに報告されていない器官。
Development (2021) 148 (11): dev195545.
https://doi.org/10.1242/dev.195545
- 186:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/05(木) 23:13:47
- 概要
シロイヌナズナには、これまで報告されていなかった巨視的な器官、
カンティルが存在する。
カンティルは、茎から離れたところで花托を支える「カンチレバー」の役割を果たすことから名付けられた。
カンティルの発達は、栄養花序から生殖花序に移行した後の最初の節で最も強く、
カンティルの大きさと頻度は後学的に減少する。
野生型のシロイヌナズナ(Col-0、Ws、Di-Gなど)では、短日期に開花が遅れることでカントールが形成されるが、
花成制御因子であるFLOWERING LOCUS Tのヌル変異によって開花が遅れると、
長日期にカントールの形成が見られるようになる。
ERECTAは、遺伝的にヘテロ三量体Gタンパク質の上流で機能する。
カンティルの発現は、ヘテロ三量体複合体のサブユニットであるGPA1、AGB1、AGG3によって抑制されるが、
これらのサブユニットはそれぞれ独立した役割を果たしている。
GPA1はカンティル末端の遠位スパーを抑制し、AGB1とAGG3は異所性の表皮のリップリングを抑制する。
これらのGタンパク質変異体の形質は、長日開花のgpa1-3 ft-10植物で再現され、
カンティル、スパー、異所性のリップリングは、光周期そのものの機能ではなく、
位相の移行の遅れの機能として起こることが示された。
- 187:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/05(木) 23:14:50
- >>186
https://www.nsf.gov/news/mmg/media/images/RN%20New%20Plant%20Part.jpg
かんてぃる
- 188:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/05(木) 23:17:28
- https://www.pnas.org/content/118/28/e2024912118
Integrated assessment modeling reveals near-channel management
as cost-effective to improve water quality in agricultural watersheds
統合評価モデルにより、農業流域の水質改善のための費用対効果の高い河口付近の管理が明らかになる
PNAS July 13, 2021 118 (28) e2024912118; https://doi.org/10.1073/pnas.2024912118
- 189:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/05(木) 23:19:29
- 概要
何十年にもわたって、農地からの栄養塩や土砂の流出を減らすための政策がとられてきたが、
集約的に管理されている農地の地表水の質は、依然として非常に悪化している。
最近の分析では、中西部の農業システムにおける広範な水質悪化を回復させるには、
現在の保全活動では不十分であることが示されている。
また,連作農業の激化や気候変動による圧力の増大に伴い,栄養塩類や土砂の多様な発生源や圃場外での緩和策に対応する,
より統合的な水質管理手法が必要となっている.
本研究では,多目的最適化分析を用いて
,3つの生物物理モデルを統合し,
米国中西部上層部の農業流域において,
硝酸塩と懸濁物質の削減目標を達成するための流域管理手法の代替ポートフォリオの費用対効果を評価した.
流域スケールのモデルを統合することで、
典型的な圃場管理に加えて水路付近の管理も含めることができ、
ポートフォリオ間の費用対効果を直接比較することができました。
- 190:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/05(木) 23:20:17
- 最適化分析の結果、河川沿いの湿地帯(河川回廊内の幅広で流れの緩やかな植生のある水域)は、
硝酸塩と土砂の両方の負荷を低減するための最も費用対効果の高い単一の管理行為であり、
中程度から積極的な水質目標を達成するために不可欠であることが明らかになった。
費用対効果は高いものの、湿地の建設は他の方法に比べてコストが高く
、投資レベルが低いポートフォリオでは選択されなかった。
湿地のパフォーマンスは設置場所に左右されやすく、
湿地復元の潜在的利益を実現するためには流域規模の計画が重要であることが強調された。
結論として、集約的な連作農業の下で、
経済的に実行可能な実質的な水質改善を達成するためには、
流域規模での省庁間の広範な協力と調整が必要であると考えられる。
- 191:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:01:17
- https://www.nature.com/articles/s43017-021-00192-6
Review Article
Published: 20 July 2021
Heat and freshwater changes in the Indian Ocean region
Nature Reviews Earth & Environment volume 2, pages 525–541 (2021)
- 192:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:02:37
- 概要
インド太平洋地域では、地表面温度や海洋熱量の急激な上昇と
それに伴う水文学的変化が、海面上昇や海洋循環、地域の淡水利用に影響を与えている。
本レビューでは,複数のデータソースから得られた証拠を総合して,
インド洋で観測された熱と淡水の変化が,
温暖化した世界で予想される水循環の激化であるかどうかを明らかにする。
流域スケールでは,20世紀の温暖化は明らかに人為的な気候変動によるものである。
しかし、1980年以降の変化は、10年周期の太平洋振動に伴う数十年規模の変動に支配されており、
ウォーカー循環の変化とそれに伴うインド太平洋の熱・淡水バランスの再編成として現れている。
このような変動性は、地域スケールの傾向、短い観測記録、気候モデルの不確実性と相まって、
現代の変化が人為的に引き起こされた水循環の変化であるかどうかを評価することを困難にしている。
- 193:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:05:09
- キーポイント
インド洋では、20世紀に他の熱帯海洋盆地を上回る温暖化が進行したと考えられる。
しかし、観測網が乏しいため、
地域スケール、特に地下でのトレンドの大きさや信頼性には大きなばらつきがある。
インド洋の熱量は2000年代に入って急速に上昇しており、
それに伴ってインド洋東部や海洋大陸(MC)では淡水化が起こった。
しかし、1980年代以降に観測された変化は、1
0年周期の太平洋振動に関連した自然の数十年周期の変動によるものである可能性が高い。
- 194:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:05:21
-
インド洋とMC地域における熱と淡水の変化に対する数十年に及ぶ自然変動と人為的変化の影響を明らかにすることは、
インド洋縁国の脆弱な社会に対する気候リスク評価にとって重要であり、
持続的かつ強化された観測が必要である。
サンゴのプロキシに基づく100年ごとのトレンドは、
1850年代以降のインド洋とMC地域の温暖化と淡水化を示している。
しかし、復元された100年スケールのトレンドの大きさは、1980年以降に観測された急速なトレンドよりもはるかに小さい。
これは、最近の人為的な気候温暖化の加速と、
10年周期の太平洋振動の位相シフトに関連した自然の数十年規模の変動によって悪化した可能性が高い。
インド洋の熱・淡水バランスの変化を定量化するためには、
現場での観測、リモートセンシング、数値モデリング、
古生物のプロキシネットワークを時間的・空間的に体系的に統合した多面的なアプローチが必要である。
- 195:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:06:23
- https://www.pnas.org/content/118/29/e2024942118
Cell contact guidance via sensing anisotropy of network mechanical resistance
PNAS July 20, 2021 118 (29) e2024942118; https://doi.org/10.1073/pnas.2024942118
- 196:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:07:41
- 細胞の動きは、軟部組織の繊維の配列に影響されて細胞の方向性が決まる現象で、
科学者たちは「細胞接触誘導」と呼んでいる。
細胞には複数の小さな腕のような突起があり、それが組織内で細胞を動かします。
細胞には、自分がどこに向かっているのかを感知する目はありません。
ですから、細胞がどのようにして繊維の配列に合わせて移動するのか、
そのメカニズムを解明することは、細胞の移動を制御するための最終的なフロンティアとなります。
- 197:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:10:19
- 概要
細胞の接触誘導は普遍的に重要であるにもかかわらず、
ほ乳類の細胞が整列したフィブリルネットワークの中で、シグナルを誘導して接触誘導する仕組みは解明されていない。
これは、整列したフィブリルネットワークが細胞に示すシグナルには、
少なくとも接着力の異方性、多孔性、機械的抵抗など、相互に依存する複数のシグナルがあるためである。
ヒト真皮線維芽細胞を用いて、同じ配列強度で異なる架橋度の配列したフィブリンゲルを形成することにより、
接触誘導の機械的抵抗の異方性仮説を検証した。
架橋により、ネットワークの微細構造に検出可能な変化はなく、
また架橋されたフィブリンゲルへの細胞接着にも変化はなく、
機械的抵抗の異方性が増大することが示された。
このようにして、この方法論は、接着性と多孔性の固定された異方性の変数として、機械的抵抗の異方性を分離した。
機械的抵抗の異方性|Y*|-1 -|X*|-1は、
アクティブ・マイクロレオロジーの光学的力によって得られた整列方向Yに対する駆動周波数でのマイクロビーズの変位
|X*|および|Y*|のフーリエ級の大きさに換算すると、4倍以上に増加していた。
機械的抵抗異方性が大きい架橋ゲルでは、
細胞はより強い接触誘導を示すことがわかった。
細胞の配向のテンソル(0〜1の範囲)に基づく細胞異方性指数は、機械的抵抗異方性が4倍になると18%増加した。
また、機能ブロック抗体を用いて接着力を調節すると誘導反応が変化することを示し、
細胞接着の役割が併存していることを示唆している。
これらの結果から、線維芽細胞は、
ネットワークの機械的抵抗の異方性を感知することで、
整列したフィブリルネットワーク内で接触誘導を行うことができると考えられる。
- 198:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:11:36
- https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2021.665001/full
ront. Microbiol., 12 July 2021 | https://doi.org/10.3389/fmicb.2021.665001
How Do Shipworms Eat Wood? Screening Shipworm Gill Symbiont Genomes for Lignin-Modifying Enzymes
- 199:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:16:55
- 木造のボートや波止場、堤防、桟橋などを損傷させる原因として、ミミズのような軟体動物である船虫がいることは、
人類は2,000年以上前から知っていました。
しかし、米国国立科学財団の助成を受けたマサチューセッツ大学アマースト校の研究が『Frontiers in Microbiology』誌に掲載され、
彼らがどのように食べるのかという最も基本的なことがわかっていないことが明らかになりました。
この論文の著者の一人である
マサチューセッツ大学アマースト校の微生物学者、ルーベン・シップウェイは、「信じられないことです」と言う。
古代ギリシャ人は船虫について書き、クリストファー・コロンブスは「船虫がもたらした大混乱」によって船団を失い、
そして今日、船虫は年間数十億ドルの損害をもたらしています。
シップワームは、世界の熱帯地域のマングローブ林の生態系においても重要な役割を果たしており
、生命の網の中で膨大な量の炭素を循環させる役割を担っています。"
しかし、「彼らがどのようにしているのか、まだ分かっていない」とシップウェイは言う。"
- 200:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:20:41
- シップワームは、海洋環境下で木質植物(リグノセルロース系バイオマス)を食する、
生態学的にも経済学的にも重要な軟体動物です。
消化は特殊な盲腸で行われるが、盲腸はほとんど無菌状態であり、
腸内細菌も存在しないことが報告されている。
木材分解酵素は、内因性に生産されるものと、鰓の内共生細菌によって生産されるものがあり、
後者の細胞外酵素は腸に運ばれる。
これまでの研究では、これらの動物が木質植物のセルロース成分をどのように処理するかに主眼が置かれており、
リグニン(木材のホロセルロース成分へのアクセスを阻害する強靭な芳香族ポリマー)の分解は無視されてきた。
リグニンの酵素的または非酵素的な修飾と解重合は、
セルロース分解の前駆体として他の木材分解生物系で必要とされることが示されている。
本研究では、Joint Genome Institute Integrated Microbial Genomes and Microbiomes Expert Reviewで得られた
5つの船虫鰓細菌共生体のゲノムを調べ、
リグニン修飾酵素(リグニナーゼ)の産生について検討した。
また、Joint Genome InstituteのFunction Profileツールとblastp解析を用いて、
リグニナーゼと思われるタンパク質をゲノム上で検索しました。
見つかったタンパク質はSWISS-MODELを用いてモデル化しました。
各細菌ゲノムには少なくとも4つのリグニナーゼが予測されていたが、
同一性の割合やタンパク質モデルの質が低く、信頼性に欠けるものであった。
先行研究では、リグニンを化学的・分子的に修飾する内因性の能力が限られていることが明らかになっている。
同様に、我々の結果は、船虫の腸内細菌の鰓共生酵素が、
船虫の腸内でリグノセルロースを消化する際のリグニン修飾に関与する可能性が低いことを示している。
このことは、これらの重要な生物がリグノセルロースをどのように消化・処理しているかについての理解が不完全であることを示唆しており、
リグニンの修飾についての非酵素的なメカニズムやその他の未知のメカニズムについての更なる研究が必要である。
- 201:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:22:17
- >>199
船虫じゃない
フナクイムシのほう
- 202:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:23:35
- 苦手な人は画像検索しないほうがいいかも
- 203:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:24:38
- で>>200は結局分解酵素不明というレポート
オープンアクセスです
- 204:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:26:23
- https://peerj.com/articles/11797/
Vertical escape tactics and movement potential of orthoconic cephalopods
Published July 16, 2021
PubMed 34316410
- 205:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:31:12
- 概要
古代の海洋動物が利用していた運動戦術を測定することで、
機能的な形態と地質学的な時間スケールでの進化や生態を結びつけることができる。
外殻性の頭足類は、海洋の栄養交換において中心的な役割を果たしていることから特に重要であるが、
ほとんどの化石分類群には比較のための十分な現代の類似物がない。
特に、系統的に多様な頭足類は、時代を超えて繰り返しオルトコンク(まっすぐな殻)を作り出してきた。
この形態の持続的な再進化は、この形態が適応的な価値を持つことを示唆している。
十分なカウンターウェイトを持たない頭足類は、安定した垂直な姿勢をとるため、
実用的な横方向の推進力は適応の原動力としては除外されている。
しかし、この制約があるからこそ、迅速な(あるいは少なくとも効率的な)垂直推進の可能性がある。
- 206:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:31:24
-
本研究では、3DプリントしたBaculites compressusのモデルを用いて、
この形態の動きを実験した。
このモデルは、仮想モデルから推測される静水圧特性を模倣するように重み付けされている。
さらに,モデルの浮力を操作して,
4つの独立したシナリオ(ノーチラス号のような巡航時の推進力,
セピア号のマントルキャビティでスケールアップした同様の推進力,
ノーチラス号のようなピーク時の持続的な推進力,
受動的でわずかに負の浮力)で模擬的な推進力を与えた。
各モデルは,2台の水中カメラを用いて,約2メートルの高さから上昇/下降する様子を水中でモニターし,
3Dモーショントラッキングによって運動特性を計算した。
その結果,オルソコーンは,非常に小さい推力で高い運動量と速度を得ることができることがわかった。
オウム貝のような最大推力で、モデルは静止した初期状態から1秒以内に1.2m/s(2.1体長/秒)の速度に達する。
頭足類が直交コンクを持つことで、様々な生活習慣を想定していたと思われるが、
今回の実験では、一次的な制約が明らかになった。
垂直方向に移動することで流体抵抗が小さくなることから、
垂直方向の移動にかかる代謝コストは非常に小さいと考えられる。
頭足類は日常的には低エネルギーの生活を送っていたと思われるが、
より大きく、より速い捕食者から逃れるために、素早く上向きに身をかわすという戦い方をしていたかもしれない。
今回の実験は、オルソコーンが、高度な流線型、垂直方向の安定性、上方への運動性と引き換えに、
水平方向の移動性と操縦性を犠牲にしていることを示唆している。
- 207:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:33:02
- >>204もオープンアクセス
- 208:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:34:26
- https://science.sciencemag.org/content/373/6550/118
Crystal structure of a key enzyme for anaerobic ethane activation
Science 02 Jul 2021:
Vol. 373, Issue 6550, pp. 118-121
DOI: 10.1126/science.abg1765
- 209:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:35:42
- 概要
海底で2番目に多い炭化水素ガスであるエタンは、
硫酸還元菌と共生する嫌気性古細菌によって効率的に酸化される。
本研究では、提案されているエタン活性化酵素の0.99オングストローム分解能の構造を報告し、
メタンを生成・消費するメチル補酵素M還元酵素と区別するための特定の特徴を記述した。
ジメチル化されたニッケルを含むF430補酵素を保持する広い触媒室は、
炭素数2の基質に対してメチル-補酵素M還元酵素の化学反応を適応させる。
メチオニンの硫黄が、グルタミンの酸素に代わって、ニッケルの下軸配位子となる。
特定のループ拡張、4ヘリックスバンドルの拡張、翻訳後のメチル化により、
33オングストロームの長さの疎水性トンネルが形成され、こ
れがエタンを埋もれた活性サイトに導くことがキセノン加圧実験で確認された。
- 210:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:37:26
- このエタンを食べる微生物の発見は、この分野の研究に新たな方向性をもたらした。
メタンを食べる微生物は通常、成長に多くの時間を要するのに比べ、
このエタンのスペシャリストたちは、毎週2倍の速さで成長することがわかった。
バイオマスの生産時間が短縮され、
天然ガスの酸化を触媒する重要な酵素の反応も速くなっている。
この酵素の構造は、地熱活動の活発なベントに生息するこれらの微生物が、
どのようにしてエタンの捕捉に特化するようになったかを示している。
この研究は、古細菌の唯一のエネルギー源であるエタン分解の第一段階の理解を深めることにつながっているという。
酵素がエタンを認識するための特殊な特性を持っていることがわかったことは、
大きな前進であると研究者たちは考えている。
- 211:名無しさん@1ちゃんぬる2021/08/20(金) 12:39:03
- https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/09670262.2021.1914863
Revival of Philozoon Geddes for host-specialized dinoflagellates,
‘zooxanthellae’, in animals from coastal temperate zones of northern and southern hemispheres
Received 01 Mar 2021, Accepted 05 Apr 2021, Published online: 28 Jun 2021
https://doi.org/10.1080/09670262.2021.1914863
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